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修行時代の話。

こんにちは。
アマランサス店主の天野です。
先日いらして下さったお客さんに自分の修行時代の話しをしたら『それ絶対noteに書いた方がいい!』と、言って頂いたので書いてみようと思います。
エクストリームかつコミカルさ満載。ハートウォーミングではちゃめちゃな修行時代を晒して参ります。
あのクソみたいだった修行時代をしっかりネタにしてお届け。
アマランサスを認知して頂き、こんなnoteまで見てくれている酔狂な方々に感謝の意味も込めて晒して参ります。

長めの話になりますが、お子様の塾迎えの待ち時間、お子様の帰省迎えの待ち時間、お子様の何かの迎えの待ち時間にでもお読み下さい。 

※関係者の方はここでお読みになるのをお辞めになることを強くおすすめ致します。
不快な気持ちにさせてしまう可能性が高く、それに対しアマランサスは一切責任を負いません。
大切な事なのでもう一度申します。
関係者の方はここでお読みになるのをお辞めになることを強く強くおすすめ致します。

それではどうぞ。

東京で修行が決まりました。

ある一冊の本に出逢いまして(詳しくは申し上げませんが鳥の死体が3羽並んでるとんでもねージャケの料理本)、当時料理に"憧れ"が強かった私は『ココで働きたい!』なんて思ってしまって、いきなり東京へ。
直接伺って話をして頂き『お前の気持ちはわかった。でも、ちゃんと話しは付けてこい。それが決まったらまた連絡をよこせ。』と。
※注 この時、結婚が決まっていて式の2週間前だった。
新潟に帰り妻に『東京で働きたい』と伝えると、『〇△□✕%※!』と、その辺記憶が曖昧で覚えていないが大変だったし、何考えてんのコイツってなってたと思います。そりゃそうだよね。

『〇△□✕%※!』とは言われたものの、単身で行くことに決めお店に連絡。
いつから働けるか分からないですが早めに家決めて連絡しますとだけ告げ、無事にそちらで働ける事は決定。
でも料理人なんてお金無いしいきなり東京行きが決まった訳ですから引越し資金なんてどこにも無かったんですよね。
でも、そん時は『潜り込んじまえばどうにでもなるだろ。店で寝かせてもらえばいいし、銭湯だって近くにある。仕事に集中できていいじゃん』くらいに思ってたその矢先に『めちゃくちゃ腹痛いんだけど…』と、謎の腹痛。

まぁ大丈夫だろうと放置して新潟の職場へとりあえず仕事に行きました。
『天野さん、めっちゃ顔色悪いですよ!』と言われまして鏡を見ましたところ
『ホントだ!顔デカイ!じゃなくて顔色悪いっ!』と大顔病(顔がデカいんで架空の病名を作り、当時はよくネタにしていた)ジョークをカマしつつとクソ忙しい週末に戦線離脱。

とりあえず家で寝てました。

『こんなもんクソすりゃ治んだろ。とりあえず寝よ。』と、次の日には回復してるはずと思い就寝。次の日『やっぱ痛てーなー』なんて思いつつ土曜なんで出勤前に救急外来へ。
先生『ん~、恐らく下痢ですね。もう一晩寝てみて様子見てください』
天『はい。(やっぱ下痢かあ~ふんばるかぁ~)』
そして出勤。

天『いてぇなぁ~…』
先輩『お前だいじょぶか?』
天『下痢って言われたんで多分だいじょぶっす』
先輩『マジで顔色悪いから落ち着いたら帰れー』
天『おす、すみません。あざます。』
と、21:30くらいに上げてもらったと思います。
家に着くととりあえず寝よう。明日もやり過ごして月曜日もこんな感じだったら医者行けばいいか。なんて思って就寝。


天『…ね、寝れねぇ…腹痛くて寝れねぇ…』
嫁帰宅
嫁『大丈夫?』
天『もう1日みてみる』
嫁『また救急外来行く?』
天『下痢って言われたし変わんないんじゃない?』
嫁『天野さん痛みに鈍感だからなー。朝起きてダメだったら救急外来行こう』
天『わかったー』
なんて会話をしつついつの間にか就寝。
やっぱ痛てーと、そのまま救急外来へ。
そして案の定下痢判定を頂き
天『やっぱ下痢だってー』
嫁『ほんとに?大丈夫?』
天『んー、まぁしょうがないよー』
そのままお会計を待ち、お会計へ。

結構歩くのキツかった(ホントしんどかった)んで嫁が会計へ行ってくれたんですがその時怒号が鳴り響きました。

レジ前

『あんなに痛みに鈍感な人がずっと痛がってるなんて普通じゃないからちゃんと診てよ!』
嫁だった笑

すっ飛んでくる看護師長的な人
的な人『大丈夫ですか?今、別の先生に見てもらいますので少し待ってて下さいね』
そして隣の診察室の先生に
先生『血液検査しますねー(プスっ)』
先生『結果が出るまでお待ちください』

結果発表

先生『白血球の数値(赤血球だったかな。)がい異常です。すぐにべつの病院で検査してください。』
待合室に戻って嫁に告げると
嫁『最初に診断したやつ何なんだ!文句言ってやろかな』
天『みんな忙しいしやめて差しあげてください。』
嫁『とりあえず病院行くよ!』
天『押忍。ちょっとお腹空いたっす』
と、病院へ。

結構歩くの辛くて車椅子で移動。

病院に到着すると先生と少しお話をし、そのままスキャンする機械へ。

しばらく時間が過ぎ先生から
先生『いやー、これは危なかったねー笑  これ虫垂炎。ちょっと虫垂破れてるから危険な状態だったよー笑』
天『マジっすか笑 』
先生『これ今からすぐ手術ね笑  もうちょっと遅かったら本当に危ないところだったよー笑』
天『おー笑   それはほんとに危ないところでしたね笑』

お嫁様、マジでありがとう。笑
あんたがおらんかったらワイ死んでたっぽいす笑

そっからは早いもんで
とりあえず病室で待機。
手術前に行われる剃毛の儀に恥ずかしい気持ちだったり、何故か少しドキドキする気持ちを持ちつつ緊張しておりましたが、慣れた手つきでサラッと終了した事に少しセンチメンタルな気持ちになりながら手術室へ。

麻酔を吸って気が付いたら息子(自分についてるほうの息子です)と腹に合計3本管が通ったじ状態で目を覚まし、心配した両家の両親に囲まれておりました。

しかし麻酔がまだ少し効いた状態と、この位じゃしさ死なないのに心配そうな顔で見つめるだけの両家両親にめっちゃ気を使って話を振り盛り上げるような元気も出ず一言。

天『もう大丈夫だから帰っていいですよ』

だって大丈夫なんだもん。ごめん、帰ってください笑
と、まぁこんな感じで手術は終了。

次の日、めっちゃ傷口が痛くて動けず息子にと通された管の意味を理解し、やる事がないのでソシャゲを始める。

その次の日、ちょっと歩けるような気がして散歩に行こうとするもやっぱりめちゃくちゃ痛くて途中であきらめ、ソシャゲする。

そのまた次の日、看護師さんに少し動けるようになった旨をお伝えすると息子に通った管を抜いて下さるそうで『お、これで動けるぜ』なんて思って余裕をカマしておりましたところ、これがめちゃくちゃ痛くて少し泣いたのはここだけの話。からのソシャゲ。

そこからは友達が面会に来てくれて何故かディズニーランドの歩き方なる本をくれたり、スマホが普及している時代にエロ本を差し入れしてくれたり。(コレただの嫌がらせだろ)ソシャゲでギルドに入ってみたりと楽しいイベントいっぱいでした。

そして退院の日を迎え、後日費用を支払いする旨をお伝えし退院。
保険が入ったら入院費払おーなんて思ってました。

退院した旨を親にも連絡を入れたところ
母『ばーちゃん保険入ってくれてたみたいだから話し聞いて』と。
ばーちゃん『のり!ばーちゃん保険入ってやってたすけ好きに使え!』と。
しかも2つも入っててくれました。

ばぁちゃんマジであざます!大切に使……ん?


待てよ……。





『これで東京行けるー笑』  




そう、これは僕が虫垂炎になった時の面白エピソードを紹介する話。ではなく、僕の修行時代の暴力や圧力をハートウォーミングかつコミカルに切り抜けた話。のつもりで書き進めておりました。

この虫垂炎のおかげで東京に引越しができて、無事にバイオレンスハートウォーミングコミカルな修行時代迎える事ができたのです。

そのV.H.C(バイオレンスハートウォーミングコミカル)に突入する話はまた後日(結構なボリュームになっちゃったからね)。

物書きでは無いし、個人商店店主が長々文章書いちゃうと多分ヘンテコな物になってしまいそうなので。

ちなみにタイトルのひっくり返った車の画像は『修行に全く関係無いけど、神戸先輩というレジェンドとの最強の思い出の1枚』が出てきたので貼り付けてみました。
この話はウェブに載せれるような話じゃないのでご興味ある方はお店までどうぞ。  

以上、アマランサス店主天野の修行時代の話~序章~でした。

読んで頂いた皆様、本当にありがとうございました。また気が向いたら引越しから初めての職場そしてその2週間後編を書こうと思います。 

あじゃっしたっ!

p.s.   抜いた歯や虫垂(写真)とかを取り終えた後に看護師さんが『持って帰りますか?』って聞く文化ってなんなんだろ。



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