歓迎してくれる部屋、歓迎されてない部屋

新たな滞在先に着きました。
最高のひと言に尽きます。

かわいい〜シルバニアみたい

冷房庫がある。冷たい飲み物が飲める。
電子レンジがある。調理もできる。
テーブルでご飯が食べられる。

とにかく、とにかく!
人が暮らす空間だ😭
快適さで溢れている😭


気づかないうちにあのミニマルホテルでの時間に心が削られていたみたいで。
ベッド、シャワー、トイレのみの無機質な部屋での2泊。
でも明るいし清潔だし、部屋を見た時はまぁ良いじゃんという感じでした。

でもなんて言えば良いのかなぁ。あの感覚。
人が住むための場所じゃないんだなーというか。(ホテルだから当たり前なんだけど…)
部屋が他人行儀というか。
ここに長居はさせてもらえないんだと部屋からひしひしと伝わってくるというか。

暮らす機能のない部屋にいることで自分の人間味まで失われていく。
旅行で泊まっていたなら多分ここまで気にならなかった。
でも私たちは住むアパートがなかなか空かなくて、全ての荷物を携えて家から家へと放浪している。
だから部屋に歓迎されているかどうかに敏感になっているのかもしれない。

1つ目のAirbnbの家ではホームステイしているかのように受け入れてもらえて、とても安心して毎日を送ることができた。
だからこのホテルの落ち着くことを許さない感じは思いの外堪えたみたいだ。


そそくさと荷物をまとめて次の滞在先へ。
それが冒頭のファンシーなお家なのでございます。

もーね。心が息を吹き返した。
色彩を失った心に春がきた。
人が生活している空間ってこんなにあたたかみがあるんだなぁ。

家を案内してもらい荷物をお部屋に運び入れてから、ベッドにぽふっと横になる。
すごく……何かが急速に満たされていく……。

洋服をクローゼットにかけていいし、洗濯が溜まったら洗えるし、喉が乾いたら冷たい飲み物がある。
住む家があることの幸せ。
この穏やかな空気を噛み締めていると、ホテルで削られた何かがじわじわと戻ってきます。
まだ午前中だったのに2人とも1時間くらい動けず。
午後は軽く買い出しに出かけたけど、帰宅すると、緊張が緩んだのか夕方にどっと身体が疲れて電池が切れたように寝てしまいました。笑


いやぁ、上手く表せないんだけれど、初めての感覚だったな……。
放浪するなんて滅多なことがない限りないもんね。笑
わざわざ自分で体験しようとも思わないし。
貴重な体験でした。


アパートに入居できた時の喜びはきっと格別でしょう。
家探しをしていた頃にはあーだこーだ細かいことを気にしていたけど、イギリスに来て異なる特徴を持つ3つの部屋に滞在して、家への期待のハードルは大分下がりました🤣
ダイレクトに入居していた場合よりも、満足度が高まること間違いなし!笑

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