#3005:住居に求めるもの

どちらかというとサバイバルな考え方をしていると思うのです。
必要な性能を考えてそれを満たす構造を考えて、その構造が実現されている物件を探すという感じ。

必要なものが集合したものは古めかしかったりするし、配色が微妙だったりもする。設備が古臭いこともままある。でも昨日は満たしているのだからこれでいいよね、逆に何か問題でも?という事に落ち着くように思うのです。

言ってみればそうして選んだ住居には機能美が宿っていると思うのです。機能を満たすとカッコよく見えるのは不思議なものなのです。
元来身の回りのものとは先に機能を実現するものが第一にあり、その機能を提供してくれるものがカッコよく見えるのだと思うのです。例えば人気プロスポーツ選手や棋士の立ち居振る舞いや身に着けているものがカッコよく見える現象があると思いますが、それはそういう事なのです。身に着けているものがカッコいいのではなく、実績や実力、たぐいまれない才能を輝かせている人(機能)が良いものだから、その人の身に着けているモノがカッコよく見える(機能美)と思うのです。

だからどのようなモノを好むのかという事がわかると、うっすらとその人が優先するものが分かり、それが分かるとその人となりも見えてくるものだと思うのです。

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