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Doctor Who The Fourteenth Doctor is Here! (BBC Children in Need 2023) 感想と色々思ったこと

朝になればYoutubeで見られるんだろうなぁと思いつつ休みの日ということもあってバカみたいにそわそわしながら起きてその時を待ってしまった!

わかっているのに自分のテンションのあがりかたが凄すぎてそれはそれで大笑いしてしまった。

以下ネタバレ



13から14にリジェネした直後にターディスで飛んでみたらしいドクター。まだ内装は13の時のままでしたね。
“really brilliant woman”だったのにまたこの顔になって何がなんだかっていうのをMark3トラベリングマシン(でよかったかな?)が爆誕しようとしていたその瞬間に降りてしまってしかもまだ名前が決まってなかったのに「ダーレク」という呼称を提案してしまった張本人だったなんて!(加えてスッポンを提供したのもドクターって!)もうドクターのシリアス度が大笑いすぎて!
この匙加減はさすがテナントさん!

その後ジョージアさんがインスタにこれを撮影した時の behind the sceneをあげていて誕生日だったからとお祝いされてた時のテナントさんの顔のすごく嬉しいんだけど照れくさそうな感じが10の撮影ファイナルの日、全撮影を終えてスタッフのみなさんがサプライズした時の表情と重なる感じがあって確かに年齢は随分といってしまっているのだけれど当時と全然変わらないテナントさんが垣間見えたのが中身は同じドクターだっていうのとすごく重なる感じがあってよかったなぁと。(ジョージアさんとテナントさんの天然夫婦漫才ぶりも見れてこれまた楽しかった!)

ガーディアンにあがっていたRTDのインタビューとあとたまたま昨日から読み始めた“Doctor Who and the Auton Invasion”についてたRTDの前書きを読んで、RTDがTVをこよなく愛する理由とドクター・フーを愛する気持ちがよくわかって60周年記念をきっかけにWorldWideに踏み切ったのもDoctor WhoでRTDが子供の頃からずーーーーーっと経験してきたコレとははっきりと指差して指摘することはできないでも確かに存在する小さなミラクルみたいなものを全世界共有というか地球上のあちこちで起きたらいいというRTDなりの今の分断現状に対する抵抗でありDoctor Whoの持つ力へのfaithとloveなんだなぁとかそんなことを思った。

まだメモリー媒体が本しかなくて本屋さんでたまたま同時に見知らぬ女の子と同じDoctor Whoの本に手をのばした瞬間の奇跡とか、視聴者からファンに、そして4に恋に落ちた話とか。業界で働くようになって当時付き合っていた彼氏が昔ドクター・フーのとあるモンスター役をしていたと判明して言われた瞬間に何エピソードの話かわかったけれどその時は知らないふりをした話とか口論になっていた相手といつの間にかドクター・フー談義でもりあがっていたとか、もうそのまんまRTDのドラマを見ているような話で、上手くいえないけれどもRTDの原点を見たなぁと。

あと今書きながら思ったのだけれどもはじめて恋に落ちたのが4だったとしたらテナントさんをドクターにって4へのラブレターのようなものだっただろうし。テナントさんを家に招待してドクター・フー関連のものをみせてRTDに負けないオタク知識でDoctor Whoの話で盛り上がれたのもめちゃくちゃ嬉しかっただろうし、テナントさんに役をオファーした時のテナントさんの反応も(記憶に間違い無ければテナントさん大爆笑したんじゃなかったかな?)めちゃくちゃDoctor Who Magic的なものを感じたんだろうなぁとかそんなことを思ってしまってすっかり心温まってしまった...。(全てはもちろん私の妄想です)

コロナのロックダウン最中のtweetalongがきっかけでテナントさんとキャサリン・テイトさんでスペシャルもう一本ぐらいできたらいいなぁって思ってテイトさんに半ば冗談な気持ちで話したらテイトさんがすっかり乗り気になってテナントさんやほかの俳優さんたちにも声かけして盛り上がって、ドクター・フーの単発スペシャルだったらそうだ!的に60周年枠への提案な感じだったんだろうなぁと思うけれど。

かつてDoctor Whoを復活させることになったときBBCの幹部の人がこれまたDoctor Whoのファンだったっていう感じでRTDがもう一度担当することになったのもそういう要素も働いたんだろうなぁと思いつつ、今度は自分色全開でドクター・フーを作ることにしたんだろうなぁって思うんだけど。

60周年記念にテナントさんとキャサリンさんが登場するということでいい具合にシューティさんを守る意図もあったんじゃないかなぁとかちょっと思うところもあって。GQのインタビューでシューティさんが21才の時に突然複数に殴りかかられて顎砕かれてって話をしていて、それでそういう時に対処できるように身体を鍛えたって話をしていて。「セックス・エデュケーション」でもエリックがボコボコに殴られるシーンがあったけれどそれを思い出してしまって。それでなくてもクィアであるだけでトランスであるだけで肌の色が違うというだけで襲われたり殺されたりする事件が未だ耐えないのが社会の現状だし、ましてやセレブになったことでターゲットにされるリスクも上がるし今度はどんなに挑発されてもリアクションしては絶対にいけないという精神的な負担も大きくかかるだろうし。いやなことばかりでは全然ないだろうと思うし、いいことの方が絶対的に多いと信じたいけれども。

学ばなければわからないことが世の中にはまだまだいっぱいある。皆が自分と同じように感じるわけでもないし人はそれぞれ違って、アクセシビリティも色々変わってくるわけだからそういうのを学ばせてくれるきっかけになるようなドラマになればいいなぁとか思いつつ。

でもなによりもこれからDoctor Whoの新作が待ち構えていて今も撮影がされつつあるという幸せな時間軸にいる幸せを満喫したいと思う。


参考インタビュー

Russell T Davies on secrets, sex and falling for Doctor Who: ‘Something clicked in my head: I love you’


The Fourteenth Doctor is Here! | BBC Children in Need 2023

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