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#ゴルフ 上田のゴルフに対する物語 特別編No3

・美人の彼女も、ゴルフにハマっていた。スコアも男子に負けず劣らず上手かった。大きな大会にも出る様な実力の持ち主。
ある有名な大会が開催された。もちろん彼女も出場していた。トーナメントをリードし、上位でデッドヒートを繰り広げていた。テレビも来ていた。

上位2名で3位以下を離し、3打差もあった。最終2ホールを残し、優勝はこの2名に絞られた。17番ホール、彼女のティーショット。やはり優勝が掛かるとあって、ちょっと力が入ってしまった。ボールは、左へ引っ掛け林の中へ。敵は、フェアウェイのど真ん中だ。彼女が、自分ボールが行った方向へ行ってみても、ボールが無い。彼女は焦った、タイムリミットは、5分。探した、探した。時間が迫る、すると
草の陰にボールらしき物をタイムギリギリで、見つけた。見つけたが、白杭と白杭を結んだラインより、僅かに外に出て見えた。彼女は周りを見渡した。誰も見ていない。その時、彼女の脳裏に「優勝」の文字がチラついた。何度も優勝し、名声も高かった。プライドがあった。

彼女の「悪魔」が、心の中で囁いた。彼女はやってはいけない事をやった。足でボールを少し蹴り、
ライン内への入れたのである。そして、大きな声で「ボール、ありました」と叫びプレーを再開してのである。その後、2名共に、18番を上がり、同スコア。プレーオフの結果、彼女がそれを制し、優勝をもぎとったのである。
しかし、あのプレーは、誰も見ていなかった。見ていなかった。誰にも分かる事も無かった。が、テレビカメラは捉えていた。後日放送される事となっていた。それが放送当日、物議をかもした。彼女は、別の意味でテレビカメラに映される事となり、社会の批判を浴び、ゴルフを辞め、地元を離れることとなった。勿論、優勝剥奪となり地に落ちた。ゴルフは怖い。ゴルフは紳士のスポーツである事を記しておこう。

・ある、大きな会社があった。食品卸売メーカーである。支店も全国各地にあった。業績も順調に伸びていた。ある支店の支店長はゴルフ好きだった。
ある時、女子社員が、取引先の注文を一桁間違えて聞いて発注したのである。1万個を、10万個と。もう一度確認すれば、防げた話であった。当然、店長
の耳にも入った。彼女は店長室に呼ばれた。
ここの支店の成績は、全店でも群を抜いていた。
ここでつまずく訳にはいかず、店長は考えた。
「〇〇さん、どうするよ」と冷たくあしらった。
「9万個!、、、」彼女は沈んでいた。解決しないまま、彼女は部屋を出る。ミスは続くもの。
また、また、彼女はヤラカシタのであった。また、店長室へ呼ばれる。「どうする?〇〇さん!」
返す言葉も無かった。店長は彼女に迫った。彼女は精神的にも参っていた。毎日が「針のムシロ」であった。
店長は、自分の責務を少し分かっていなかった。自分成績を優先し、自分を守る事を選んだのである。そこで、彼女を罵り辞める様に仕向けたのである。他の従業員は見ていた。店長の人間性を。
従業員の中のひとりが、本部へ訴え、店長の行動に対し、審議を依頼したのである。従業員代表は新聞にも投稿し、社会にも判断を仰いだのである。
結果、この店長は、会社を辞める事となったのである。職を失い生活費を稼ぐため、建設業の道路の旗振りをやっているらしい。子供の学費、住宅ローンもあり、決して楽な生活ではない。

・店長は、ドライバーショットで、左側の林に入ってしまった。2ndショットをしようと考えていたが、ボールからグリーン方向を見てみた。しかし、木が邪魔で、狙うには、難しいと思われた。ただ、木と木の間が少し空いていた。そこで、店長は決心する。
「あそこを狙おう!」
スタンスは、その木と木の間を向いていた。狙うつもりだ!そして、「バシッ!」
その瞬間、「コーン、カキン!」「バシッ!」
「イテッ!!!イタタタッ!イタイ!」
ボールが、店長の頭に当たったのだ!自分のやった行為が、自分に跳ね返って来た。誰にも文句が言えない状況であった。
やっぱり、物事は考えて行動しないと自分に跳ね返ってくる事も多くあるのだから、、、、!!

今日は此処まで、また次回を楽しみに!

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