見出し画像

#ゴルフ 上田のゴルフに対する物語 特別編No2

・ゴルフ好きな、男が一人いた。いつも、練習して上手くなろう努力していた。ある日のゴルフ場でスタートの1ホール目、ティショット、左へ引っ掛けOB。2回目、またOB。3回目もOBとなる。開き直りの4回目は、チョロ10メートル。次はフェアウェイバンカーへ。アゴが高く出なかった。3回目にやっと出て、グリーン手前のバンカーへ。そこで5回叩き、グリーン奥へ。4パット打ちトータル21。「今日は、終わった」ふとそう思った。諦めの2ホール目。ティショットはまたもや左の深いラフ。「もう、どうにでもなれ」のセカンドショットは、何とかグリーン手前まで運ぶ。3打目、トップ、「わあっ」と思った瞬間、チップインバーディー。「えっ」!?
3ホール目ショートホール。オーナーショット。またもやトップボール。ボールは手前から駆け上がり旗目掛けて一直線。まさか、まさか!まさかのホールインワン。イーグルのスコアは、「1 」。あたふたしている間に、4ホール目、またまた、バーディーとなる。5、6ホール目も連続バーディー。あとの3名と、チョコレートを掛けていた。1打、500円のはずだった。
彼は、それからも好調さは続き、トータルスコア78で終わることとなる。問題は、握りの支払いである。貰う気は彼には無かった。が、他の3名が彼の前で、3万5千円をそれぞれ彼に払ったのである。それから彼をゴルフには誘われなくなった。それどころか友達も、気付いた時には居なくなっていた。彼は、一人ぼっちになっていた。ゴルフは怖い。チョコレートはそこそこにね。

・ある住宅会社が業績を伸ばしていた。地元では有名で知らない人はいない。ゴルフ好きであった。
表に出ない、また、出したくない苦労は計り知れないものがあったと思う。経済的にも余裕があった。それなりの地位も名声も築いていた。
そんなある日、いつもの様に銀行の用事があり車で向かった。まず、ATMコーナーへ。入ると何か音がしていた。昼時という事もあってコーナー内には誰もいなかった。「何の音だろう」と社長。機械へ近づくと、1台の機械から音が出ていた。そう、「お金の取り忘れ」である。社長は慌てて周りを見渡す。
数秒、そのままの状態が続く。そう、3秒ほど。思わず社長の手が伸びた。機械の中から「お金」を取り出したのです。少し躊躇して、そのお金を一旦、機械の上へ置いた。置いた後、暫く考えた様にも見えた。コーナー内には、まだ誰もいない。社長はそれなりの役員報酬を得ており、年収は2千万円を超える。
社長はATM機械中の現金を掴み、一旦、また、
ATMの上に置いた。

・1万円に「手を出して」しまったのです。いわゆる「ネコババ」をしたのです。誰も見ていなかった。
しかし防犯カメラは、捉えていた。一部始終を。
経済的にお金に困っていた訳でもない。地元でも知名度高い社長。ただの出来心であった。その後、
AT Mでその金を下ろした客が銀行へ現れ、金が足りない旨の問合せをしてきた。「機械に残っていなかったか」との問答があった。警察沙汰となった。後は、ビデオが、社長を捉えていた事は言うまでも無い。

・社長は、「バン入」したボールを眺めていた。ピンを狙う事に気をとられ、SWが「砂」に触れた。誰も見ていない。しかし、社長自身は、砂に触れた事を認識していた。辺りを見回した。誰も見ていない事を確認して「エクスプロージョン」し、ボールがバンカーから脱出出来た。公式な試合だった。そして、優秀な成績を収める。そして、3位に輝いた。しかし後日、TV放映があった際、カメラは捉えていた。社長が、バンカーに「ソール」した現場を。本来ならば、「2ペナルティ」しかし、スコアは提出されて表彰式まで終え、全てが終わっていた。今更、修正出来る訳が無い。社長は賞の剥奪だけでは終わらず、ゴルフ界から去る事になった事は、言うまでもない。
ちゃんと、申告しなきゃ〰︎ね!

今日はここまで、また次回!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?