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#ゴルフ「最新No1」上田のゴルフに対する独り言!第4話

◉やっぱり頭を使わなくっちゃね
【実例4】
・羽振りの良い男が居た。誰に対しても同じ様に接していた。サラリーマンで、独身、年は今年40を迎えた。貯金もそこそこ、唯一の趣味がゴルフであった。休みとなれば、練習に明け暮れていた。そんな彼の前に、若い美女が現れた。物凄く美人で、「これまた可愛らしさ」もあった。ゴルフを始めたらしく、毎日練習場に現れた。誰に習う事も無く、1時間して帰って行く、この繰り返しだった。そんなある日、彼女は、特にボール当たらないらしく、途中で休憩をしていた。情に厚い彼は、少しアドバイスしようかなあ。っとふと思った。自分は独身であり、彼女も彼氏がいるなら一緒に来るはずと思っていたからである。「あの〜」ビックリしたようで、「あっ、はい。」「ボールに、当たらないのですか?」「あー、はい、ゴルフって難しいです。習う人も居なくて、見よう見まねで、、、」「う〜ん」「少し、教えて頂けませんか?いつも練習を拝見してます。とても、上手ですよね。私が言うのもおかしいですよね、おほほほほ、、」年の頃は、20代半ば位なのか、はっきりとは分からなかった。ともかく、教える事となった彼は、舞い上がる寸前だった、独身で若い女性に、1対1で話す事は、20代の頃以来だからであったからだ。
兎に角舞い上がっていた。「まず、クラブは如何握ったら良いのですか?」「こうです」と彼女の手に触れていた。グローブの上からではあったが、彼は嬉しかった。夢の様な時間はあっと言う間に過ぎた。「今日は、有難う御座いました。」「また、宜しくお願いします。

是非、また。」「はい、わかりました」
彼は、心の中でガッツポーズをしたのだった。それからは、週3〜4回は、ゴルフ練習場デートとなった。手や肩に触れたりした。暗黙の了解であった。彼女も習うのに懸命であったからだ。メキメキ上達した。そこで、彼は、「もう、コースに出ても大丈夫だね。」と一言。「えっ、私、不安です。連れて行って貰えませんか?」「えっ、俺と一緒に!」「いつ、行けますか?楽しみにしてますので」と帰って行った。
2人でデート?ゴルフ場でデート。「もしかしたら、、、」と思ってしまった。そう、彼女も満更ではなかった。彼の人柄に惹かれていたのである。そして、ゴルフデートは、始まった。キャディーから、随分お若い奥様ですね。など、冷やかしを浴びるほどであった。名札をみれば、苗字が違うので直ぐ分かるはずなのにね〜!
これをキッカケに、食事にも、行く様な仲になって行った。お互いに、どの様は性格か、何処に勤めて、何処に住んでいるのかなど。お互い独身である事に、お互いが胸をなでおろすのだった。
改めて言うと、彼は地元の優良企業勤務、26年、会社の近くにアパートを借りている。年収5百万、彼女いない歴、17年。趣味は、ゴルフと映画。彼女は、地元企業のOLで、自宅からの通い。長女で下に、弟がいる。両親は、地元の銀行勤務の父と母は、元銀行員。彼女の両親は、彼氏が出来たらしいと、気づいているらしい。その後も、お付き合いは上手く行き、いよいよ明日、両親へ紹介する事となった。
彼は、緊張しまくりだった。年が、40歳と言う事もあって、何となく引け目を感じていた。それに、顔は、そんなにイケメンと言うほどでもなかった。彼女は、飛び切りの美人で、性格も申し分の無い人であった。なので、彼は、「自分は、釣り合わないじゃないのかな」と少し思わないでもなかった。
両親を前にして、彼は「結婚を前提として、お付き合いさせて頂いております。〇〇と言います。どうぞヨロシクお願い致します」
それを聞いた、両親は、「付き合ってから、どれくらいになりますか?」「1年6ケ月です。」
「娘の何処が、気に入りましたか?」「優しくて、可愛いところです。」「他には?」「他には、芯が1つ通っていると言うか、しっかりしているところです。」「分かりました。お母さん!ビールお持ちして。呑もうか〇〇君!」「えっ?許して貰えたという事ですか?」「許すも許さないも無い。娘が気に入って連れて来た、彼だ。きっとイイ人に決まっている。そう、おもってね。」
こうして、結婚への道をまっしぐら。と思った。少し彼は、早まったのかもしれない。彼は、お酒が弱い。飲まない。この前は、彼女のお父さんが薦めたから飲まざるを得なかった。普段は飲まないのである。これに対し、彼女は、酒豪。それは、聞いていなかった。また、食事はしても、酒は自分が飲まないので、そう言うところへは、あえて行かなかった。結婚を前提となってから。泊まりの旅行の計画など立ててみた。「はい。」との返事。
温泉旅館へ、彼女が酒豪と知らない彼は、気分良くビールを彼女に薦めた。最初は、遠慮をしていたが、すすめられてコップを差し出した。コップ半分で酔いが回り、クラクラしていた。彼女は、ビール瓶5本飲んでも、平気であった。彼が少し酔いが冷めた頃、彼女は10本を空けていた。流石に、彼女も少し酔いが回り始めていた。
「何してんのよ、〇〇く〜ん」彼は、初めて聞く言葉だった。「うん!今、何て言ったの?」
そう、彼女は、飲むと記憶を無くす。酒乱であったのだ!

「うん、じゃないの。私の事好き?好きって聞いてるじゃないの!」と殴って来た。彼は「えっ!」と思った。あの大人しい彼女が。更に、はだけた浴衣で、彼の上に馬乗りになった。彼は思わず、「反対じゃないか?」出発前、下心があった彼は、どうしようかなと、妄想していた。それが、思わぬ展開となったのだ。
馬乗りになったばかりか、彼女は、大胆な行動に出る。そう、彼女は無意識なのである。明日は、スッカリ記憶から無くなっているのである。これが、彼女の唯一の欠点でもあり、両親が、他人に言えない事であった。しかし、彼なら許すと両親は思ったとの事。後で聞いた話である。

そう、馬乗りになった後、どうなったか?自分の浴衣は勿論、下着も脱ぎ、彼に迫った。経験の無い彼女であったが、ビデオで学習して旅行に備えたのである。ビックリしたのは、彼である。経験の無いものの、妄想だけは、人一倍。くろーと相手の経験を記憶に、見様見真似であった。彼女は、そのまま眠ってしまった。その朝、ビックリしたのは、彼女であった。記憶が無かった、何がどうなったのか?どう自分が行動したのか。恐る恐る、彼女は、彼に聞いた。「あの〜、私何かしました?」「えっ?覚えていないの?」「教えて下さい。何をしたのですか」
「とても、俺の口からは、恥ずかしくて、下着を自ら脱いで迫ったなんて言えない!あっ、」「えっ、私、そんな事を、、、でも貴方を想っている事は本当ですから」「私、飲むと記憶が無くなるんです」「分かりました。もう、いいです。可愛いです」と彼女を抱きしめた。めでたし。めでたし。
お酒は、「功を奏する」事もある。
そうです「功を制した」のです。よ。

次回をお楽しみに!

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