雑感:セパレーツ水着の記事をみて思い出した出来事

注)タイトルこんなですが、セパレーツ水着出てきません。
言いたいことはまとまってないですが、思いつくままつらつらと。


水泳の授業に関連して思い出したことが一つ。
小学校6年生でもうすぐ卒業も近い頃の話。
同級生の女の子数名が男子に「中学に入ったら着替えを覗いてこないようにくぎを刺しておこう」と言っているのが耳に入りました。
その時は「あぁ、なるほど。あの子はそう思うんだな」程度で流してしまいましたが、今考えると、
『このときにはすでに女の子の中には「自分が性的な目で見られること」の認知とそれに対する危機感が明確に存在している』
ことがすごいなと。
自分の身を危険に晒すことを避けるという意味でこの危機管理能力は素晴らしいものだと思います。
ただ、同時にこの年で既に明確に「自分が性的な目で見られること」、およびそれに対する危機感を持っていること、きっと持たねばならなかったであろうことを悲しく思います。
今はSNSの発達で性被害の実態や保護者・当事者として被害に会わないための対策などの情報を得やすくなったプラスの面がある一方、性加害者と被害者が出会いやすくなったというマイナスの面もあります。
だんだん男児であっても性被害に会う(なんなら幼いうちは男児の方が会いやすいという意見もある)ことは知られるようになりましたが、当時の空気感としてやはり女の子にはある程度「性的に見られること」への認識がある一方、男の子にはそんな認識は全くありませんでした。
きっと女の子は親などから何かしらの形で「気をつけるように」と言われ、男の子にはそういった声掛けがないのだろうな、と。

ふと思い返してみたら「性的に見られること」への認識の男性と女性の非対称さをまざまざと感じた出来事でした。

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