2023年の一口出資馬を振り返る。

2023年は現役出資馬3頭が頑張りに頑張ってくれた印象深すぎる1年でした。

・スルーセブンシーズ(牝5)
・ストリンジェンド(牡3)
・シュトラウス(牡2) 

年の最後の最後にスルーセブンシーズが引退期限まであと3ヶ月残して怪我で残念な引退になってしまいましたが、今年はこの10年位、出資のテーマとしてきた目標が成就した記念の年になりました。

その目標とは、、、

『1年1頭のみの出資で尚且つ募集総額2000万前後(一口5万前後)の馬でJRAの重賞を勝つ』

と言うものです。

この長年の出資テーマを2023年3月の中山牝馬ステークス(G3)でスルーセブンシーズがついに叶えてくれました。(スルーは総額1800万:一口4.5万)

南関東の重賞レースでは2015年の1歳募集で出資したストライクイーグルが既に東京記念(S1)、大井記念(S1)、ブリリアントカップ(S3)を勝ち叶えてくれていたのですが、目標は中央の重賞でしたので中山牝馬ステークスを勝利した時は嬉しすぎて感極まりました。

その後、G1宝塚記念であのイクイノックスの2着、更には想像だにしていなかったフランス凱旋門賞への挑戦で立派な立派な4着、最後は有馬記念と夢舞台を見させてくれた事は感慨深かったです。今後はお母さんとして健康で仔だし良く頑張って長生きして欲しいです。

3歳のストリンジェンドは年間を通じて9戦もしてくれました。2歳時も6戦と本当にタフな馬です。12月の中京のレースでは1勝クラスを勝ち通算2勝目を挙げてくれました。ダート短距離が主戦場ですが最後のひと伸びがいつも足りなく、勝つまでには中々到達しませんでしたが、矯正馬具の効果あってか(チークピーシーズ)装着した12月のレースでは今までの苦戦が「一体何だったの?」と言うくらいの完勝劇をHドイル騎手に導かれて挙げることが出来き成長の証を見せてくれました。来年はクラスが上がっても(2勝クラス戦)頑張ってくれそうですし、距離も1400もいけそうと言うコメントもありますので、レース選択の幅も広がりますし期待を抱かせてくれます。

2歳の出資馬はシュトラウスです。この馬は2022年の募集で出資しました。文頭で掲げていた目標はスルーセブンシーズで達成できると言う感触がかなりあったのでこの年は長年の出資テーマをついに変えた年でした。

1年1頭の出資と言うのは変わりませんが、募集価格に上限制限は設けずに考えてみよう

です。

これにはもう一つ理由があり、近年の物価高騰の影響もあるのか、ノーザン産と言うブランドが値上がりしたのか、以前より募集価格全体が底上げされた感があります。今までは総額1200万〜2000万帯の募集馬がそれなりにいたのですが、最近はあまりに少なすぎます。ですから出資においてこの部分は変えました。今まで1800万あたりの価格帯で募集されていた馬が2800万〜3200万位になったなぁと言う感覚は正直あります。

それで出資したのがシュトラウスです。

母のブルーメンブラットにも出資をしていましたが、実はブルーメンの仔に出資するのはシュトラウスが初めてです。

モーリス産駒ですし、母ブルーメンも3歳1月デビューでしたし、どちらかと言うと3歳デビューかな?と思っていましたが、あれよあれよで3月にはトレセン入厩。まさかまさかの2歳の6月の新馬戦開始の週にデビューです。しかもデビュー勝ちしてくれる離れ業です。その後は成長を促す夏休みを挟んでから秋のサウジアラビアロイヤルカップで3着、続く11月には東京スポーツ杯2歳Sに出走してくれて見事優勝🏆と2歳戦線から順調に出走を重ねてくれました。しかも重賞戦線でですから頼もしい限りです。暮れのG1朝日杯FSにも出走してくれました。朝日杯は出資馬としてはフィフスペトルの2着以来の久しぶりの2回目の挑戦でした。シュトラウスはスタートで後手を踏んで引っかかってしまい負けてしまいました(10着)が、勝ち馬から何秒も離されている訳ではありませんでしたのであの無茶苦茶なレース展開でもそれなりに心肺機能の強さは証明されていたと思います。今後はレースであり余るパワーをどうコントロール出来るかの訓練、気性のコントロールをマスターしてくれれば来年の活躍も十分に期待させてくれると思っています。頑張って欲しいですね。

スルーの引退で2024年は現役馬が2頭でスタートしますが、それぞれに期待を抱かせてくれそうですので出走の時は一戦一戦をより大切に応援をしていきたいです。

弱小一口馬主の冒険は続きます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?