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上から目線

いつも 上から目線で話す人。 その人 そんな話しかける人のそばで 大きくなったんだろうな~ そんな話し方しか 知らないんだろうな~ 可哀想に思ったら わたしが 上からになる? 自分が一番上だと 褒めてくれる人 いないんじゃないの? 慰めてくれる人 いないんじゃないの? わたしは 嬉しいことがあったら 誰かと喜びたい 悲しい時は 抱きしめて欲しい

    • きつねの窓

      30年ほど昔のことでしたか 角川文庫の安房直子さんの 短編集を手に 梅雨時の、体育の授業明けの、 六時間目の授業に入りました。 わたしはちょっと変わった 高校生物の教師でしたが、 時折、生徒たちに昼寝させ 短編を朗読しました。 きつねの窓は、 若い猟師が主人公。 子ぎつねが染物屋の小僧に化けて 猟師に持ち物を何か染めさせろと言います。 猟師は化かされまいと断るのですが 小僧が自分の指を染めて その指で窓を作って 猟師にのぞかせるのです。 窓の向こうに、子狐と母狐が見え

      • 合縁奇縁〜出会いと別れと

        どんな縁も 良縁 とは、先日のばっぷくどんの説。 出会いは何時でも、偶然の風の中とゆう人もいる。天の配剤とゆう人もいる。どちらが本当なのだろう。 たしかに、初めての出会いが二回目につながるか、それきりで終わるか、思うようにはゆかないもののようだ。 その出会いが、十年、三十年と良好に続くこともある。この人こそ、信頼に足る人と思っても、裏切られることもある。 少なくとも、人の縁とは不思議なもの、意のままにはならないもののようです。 出会いがあれば、別れもある。意図して別れ

        • 雨の夜に

          雨音がする あなたを 想う 21時を過ぎた あなたを想う ラインの向こうに あなたがいる でも ラインは つながらない こんな時 あなたにラインすると 応えてくれていた 22時までね じゃあまたね バイバイ またね

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        記事

          平戸・川内峠

          平戸市街から クルマで10分ちょっと 西海国立公園、川内峠は ススキが美しく輝いていました わたしの写真は その美しさを 伝えていません。 道すがら ツワブキが満開でした。 ドライブは この秋晴れが最高ですよ!

          平戸・川内峠

          恋は上書き保存

          わたしの恋は 名前をつけて ファイルに保存 いつまでも あなたの恋は 上書き保存 次の恋を始めたら 跡形もなく 消えてゆく わたしの恋と あなたの恋は 別のもの ふたりで楽しく しあわせな 時間を過ごして 来たけれど あなたはあなたの恋してた わたしはあなたと恋してた ふたりそれぞれ思い込み 同じ恋する恋人と あなたもわたしも 思い込み 終わってしまった あの恋を あなたは上書き わたしはファイル あなたはいつもに戻れても わたしはわたしに戻れない 寝ても覚めて

          恋は上書き保存

          家に帰ろう

          土曜日の黄昏時 川面に映る燈火の列 長い橋を テールランプがゆっくりと進む また一つ 一週間が終わり 霜月四つめの一日が閉じる 今夜は下弦の月 ステージは整った あとはこの道を あの人が待つ家に 帰るだけ

          記憶の片すみを

          秋の日の ヴィオロンの ため息の 身にしみて ひたぶるに うら悲し 高校の同級生が 突然に口にした ヴェルレーヌの詩 唐突だった イチョウを見ると 想い出す

          記憶の片すみを

          日の出が教えたこと

          わたしの生涯に 日の出を見る機会は あまりなかった。 夕日を見る機会は 少なからずあった。 日の出は過去から、やって来る太陽。 日中は現在。 日の入りは未来に進む太陽。 太陽が何かを教えることはない。 わたしが気づいただけだ。 太陽も私も動かず、 地球だけが回っているのだ。 どこに行こうと 誰と会おうと みんな地上の出来事。 本当は、 そんな出来事など実在しては いないのかもしれない。 しかしわたしのちっぽけな頭の中に、 宇宙がまるごと入っていて 時間も丸々収ま

          日の出が教えたこと

          ゆく川の流れは

          瀬音を立てて落ちる水 大小無数の泡が滑ってゆく 瀬から離れるとパチン パチン 姿を消してしまう 何がそうさせるのか 遠くまでゆく泡 他の泡と一つになる泡 すべては川面の出来事 夜の闇の中でも

          ゆく川の流れは

          この道を

          わたしが来る前に、 いったい、どれほどの人が歩いたろう。 どんなこころを抱えて歩いたろう。 今、わたしが歩いています。

          うつせみ

          セミの抜け殻 風に負けて 落ちた カラカラカラ 背中に しつけ糸が残ってる