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「う~うん、どっちが好きなの? どっち?どっち?」 ~シンデレラガールズにおけるユニットの重要性~

「わたしとあの子、どっちが大事なの?」

突然だが、なんのハナシをしたいかというと、ひとことでいうと、

「アイドルにとって、どのユニットが一番大事なの?」
を考えてみよう、ってことである。

アイドルマスターシンデレラガールズにおけるアイドル活動って、基本、個人単位で、必要に応じていろいろ組み替えてユニットをつくる、ってスタンスである。
このため、かけもちが普通に発生するわけである。
ここで、どのユニットが一番か、って、アイドルに問うと、

「みんな仲間だよ。優劣なんか付けられれないよ」
などという優等生的回答がでてくるわけなんだろうけど、そこで終わっては始まらない。

ライブでも、ユニットツアーが始まり、この3,4年は、歌唱曲も全体曲っていうわけではなく、ユニット曲の色合いが強い。
6月1日には、東京ライブがあるわけだけど、茄子さんが、ミス・フォーチュンでなく、文香さんが、ブライトライツでない理由はなにか? なのである。
まぁ、これは単にライブ出演者が被るから、なわけだけど、じゃ、ほたるちゃんにとっては、ワンステップスとミス・フォーチュンとどちらが大事なの、どうなの? (苦笑) ってわけである。

たとえば森久保の場合

ここで考えるのに、例として森久保がいいだろう。
掛け持ちが多く、時系列的にもわかりやすいから、個人の「成長過程」と重ね合わせていけば、見えてくるものもあるのではないか。
(あくまで、一つの切り口である。結成過程がわからないユニットも多いので、これがすべてにあてはまることではない)

細かいことをすっとばすと、
インディヴィジュアルズでは、美鈴と輝子に背中を押されて前に進み、ワンステップスでは、ほたると裕美に手を取っていっしょに歩き出し、ナノ・クラウンでは、互いに対等な立場で認め合い、森久保から手を差し伸べ、ファブラ・フォリオでは、5人それぞれが自分の立場で考え、動き出す、みたいな流れが読み取れる。

きっかけはインディビだけど、転換点といえば、ナノ、じゃないかなってカンジ。

たとえていえば、
美鈴が、「ウチと乃々はともだちだ」っていうのと、
凪が、「凪とののはともだち」って言う言葉の重みが違うような気がするわけである。(あくまで個人の感想です。また、個人としての優劣を言っているわけではありません)
凪はともだちだって思っているだろうけど、口に出しては多分いわない。だから、森久保から動かないといけないわけである。
横向きな顔から、正面を向く、それまで時々はそうしていたけど、決心して凪と向かい合う姿が、一つの転機かと。

まぁね、関係性はいろいろで、
関ちゃんが森久保に、
「こんどワンステップスの仕事をやりたいと思ってるんだけど、どうかな?」
と言われて、隣にいた凪はだまってうなづいてアイコンタクトする状況とかありえるので、単純なものではないわけなのだが。

ともあれ、これはひとつの見方である。他のアイドル、ユニットについても、いろいろ考察することはできる。

卯月、凛、未央、3人はニュージェネレーションズ。
卯月は、ピンクチェックスクール、凛はトライアド・プリムス、未央はポジティブパッションにそれぞれ属しているわけだが、ニュージェネを一番に考えてるのは、たぶん卯月だけなのではないかと思う。
卯月だけが、アイドルになりたくて、がんばってがんばってデビューを勝ち取った。そのユニットがニュージェネなのだから、思い入れが一番、なのではないかと思える。
凛は、トラプリ。
ニュージェネでアイドルに目覚めたが、アイドルの意味を本当に知ったのはトラプリではないか。ニュージェネの3人は仲間だけれど、トラプリの3人は、ライバルであり仲間である存在だから。
未央は、ポジパなのかもしれないが、一番はどれ、と言われて、いちばん困るタイプである。(正直わからないw) もしかすると、ソロで輝くタイプなのかもしれない。(デレアニでは、単独で演劇活動することが語られていた)

「ハートウォーマー」のこと

ま、なぜこんなことを考えていたかというと、先日の井村雪菜ちゃんの「すすめシンデレラロード」で、ハートウォーマーの結成秘話が描かれていたりしたことからでもある。
ハートウォーマー、は、杉坂海、藤居朋、井村雪菜、の3人からなるユニットなのだが、「杉坂海、藤居朋」の2人で結成されたあと、数カ月後に井村雪菜が入って3人ユニットになったことが、2014年のモバマスの中で語られているのだが、なんと、10年越しに、その3人の結成秘話がデレステのコミュとして語られたりしたわけである。
10年後ですよ、詳細が語られたのが(苦笑)

井村雪菜ちゃんについては、「ハートウォーマー」が、モバマス時代に一番登場したユニットになるわけで、おそらく、イチバン大事なユニットになるのではないかと思われる。
「スプリング・スプラウト」 雪菜、亜子、朋
「スパークルビュー」 雪菜、詩織、夏美、、芽衣子
「レディ・メイクアップ」 雪菜、彩華、加蓮、久美子
などなど、参加ユニットはいろいろあるけども、登場はハートウォーマーがダントツなのである。
で、気がつくのは、ボイスがないアイドルとのユニットが多い点である。

「代表的」なユニット

実は、コレ、デレステではかなりの重要度を占める要素なのである。
例えば、ライラさん、といえば、「ソル・カマル」なので、Pはナターリア担当PとはSNSで面識があったりする。
「フォー・ピース」 ライラ、李衣菜、清美、星花
「ロボフレンズ/ハートボンズ」 ライラ、晶葉、千鶴
「イリスアブソリュート」 ライラ、志希、幸子、ナターリア
「ピンキーバウンス」 ライラ、心、愛海
などがあるが、圧倒的に最初に上がるのは、「ソル・カマル」だろう。昨年の8周年ライブでも、ナターリア&ライラで、アタナシアを歌ってたりするのだ。
ただ、影響はそれだけではない。

ここらへんがどうデレステに関わってくるかというと、当然、総選挙、SfCである。
前回のSfC・B予選、選出5人は
心、志希、ライラ、茄子、文香、であった。
上位2名とライラさんはユニットを組んでいる仲(つまり、デレステ内で、あきらかに面識がある仲である。そうじゃないと、Next Chapterのコミュ冒頭で、しゅがはが、いきなり、ライラさんにうりうりと愛情表現などしないのであるw)
それ以外にも、「ハートボンズ」の千鶴は、心と「ちずしん」といわれる友達仲間であり、プレイオフに残った。(余談だが、ちずしん、は、ゆいちな=サクラブロッサムとはすこし違い、ユニットではない。ただ、ゆいちなと同じ、かなり年の離れた友達だったりする)
晶葉も、志希とは「アイ・ジーニアス」の相棒であり、ライラ票からも、「ロボフレンズ」票がある程度あつまっていただろうと思われる。

実際のところ、誰と誰がユニットを組むか、によって、各アイドルの知名度や人気が左右されるのはたしかなのである。
モバマス時代から10年以上の歴史があるユニットもあれば、最近結成されたものもある。
ユニットライブツアーが始まったこともあり、これから、誰と誰がユニットを組んで活動するのか、は、かなり重要な要素となっていくに違いない。

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