Xデザイン学校2023年度ビギナーコース 1day(2023/09/02)

なぜXデザイン学校のビギナーコースを受講したか

正直に言うと、上司からデザイン設計の外部講習を受けてみないかと言われたから、、、誰も手を上げないし、、、という後ろ向きな理由が初めだった。
その後、デザイン設計で自チームの課題が何があるか考えてみた。

■課題

  1. 自身で作った、またはデザイン会社から出てきたデザインに対して機能的に充足しているかは確認できるが、ユーザ体験の良し悪しの判断ができない。

  2. お客様とこういうデザインにしたい、こういうところを使いやすくしてほしいと言われても、それをデザインに落とし込みできない。デザイン担当や会社に右から左へ伝えるだけしかできてない。

  3. 良いデザイン設計をするうえでどのような流れが必要か理解していない。そのためスケジュール計画に必要な作業や十分な時間が考慮されていない。

今回ビギナーコースなので自力でデザイン設計ができます!というレベルには知識、経験不足もありなれないと思うが、デザイン担当している方とコミュニケーションを今よりうまく取れるようになり、無理のないスケジュール計画を立てられるようにしたい。
現部署では機能ばかりでデザインの重要性を誰も語らないし、デザイン部署があるのに誰もコンタクトを取ろうともしない。自分が部署内にデザインの重要性を説明して意識を浸透させ、デザイン部署との架け橋役にもなる必要があるかもしれない。

本日の学び・気づき

早速本日の学びや気づきについて書いていくが、すべてが自分にとって新しい知識だったためすべてを書くと膨大な量になってしまう。
他の人と同じことを書いても仕方ないので議論に挙がらなかったことを記載する。

トライアンギュレーション

1つのデータだけでなく複数のデータ(定量、定性、文献・統計資料)から分析した結果でわかる真実や仮説が重要ということ。

エンジニアの場合、品質分析で定量、定性分析の2側面から品質が担保できているかを判断することに似ている。
今までデザインに関してはお客様のご意見や、ユーザの問い合わせ内容しか扱ってこなかった。
デザインの場合にどのような定量、定性、文献・統計資料で判断するのか現時点でイメージできないが、きっと2day以降に具体的な話があるのではないかと期待。

サービスデザイン

今までのUXやデザイン思考は対象がユーザでユーザ体験を向上させれば利益に繋がった。しかしこれからの時代はサービスデザインが必要で対象がステークホルダになり、ユーザだけのことを考えていてはダメで、従業員の能力向上、サプライヤとの公平な関係構築、地域への貢献、株主への長期利益提供すべてに対して良い循環を生み出すサービスを作れないといけない時代になったとのこと。
ユーザ体験はいいけど環境に悪いとか、自社だけ利益出て下請けは赤字というのは認められなくなっているということ。
UXデザインを学んでいる時点ですでに遅れているんだ、グローバルはその先をいっているということに気づかされた。

パーパス

ビジョン、ミッションはよく聞くが、パーパスは初めて聞いた。
パーパス:社会においてどのような責任を果たすのか。存在意義
会社方針説明会でビジョンやミッションは聞くが、パーパスは記憶に残っていないのか聞いたことがない。とはいえ30年以上存続している会社なのできっと存在意義はあるはず。

アート思考

将来予測が難しい近年、他者の価値観を調査してニーズを掘り下げて新規サービスを作るのは難しい。そうではなく自分の価値観、将来ビジョンに向けて新しい市場や社会を作ろうという考え方という理解。
自分の周りでも何かやっている人は誰かが言ったからというよりは、自分が何をやりたいというビジョンを明確にし、それに賛同する人たちを集めてサービスを形作っていると改めて思った。

まとめ

1dayはデザイン設計やUXの具体的な手法というより、その前段の概念的な知識やデザイン設計の歴史が多かったように思う。だからと言って得るものが薄いかったかというそうではなく、自分の視野と知識の狭さに気づかされた講義であった。
ただ今日学んだ内容を上司や同僚に説明して理解してもらえる気がしないのは、会社で稼げてないからかな。

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