これから書いていくにあたって

私はこれまでに何度か日記を書こうとしてきた。

初めて日記をつけたのは中学生の時。兄の日記を盗み見たのがきっかけだ。
大学のサークルで遅くまで帰ってこない兄からこっそり監獄学園を借りようと部屋に入った時、兄の日記と思しきノートを見つけた。日付からして兄が高校生だった時に書いていたものだろう。覗いてみると結構面白かった。(ページを開く際にさしたる葛藤はなかった。)兄は反抗期が長く、中学校から大学受験の前後くらいまでは家で一言も喋らないような不愛想な奴だったが、日記の中はユーモアと自己陶酔、妄想にあふれた思春期らしい愛らしい兄であった。分量もそこそこあり、1年か2年くらいは続いていたようだ。ちなみに最後は好きだった女の子に見事に振られて学校をさぼったこと、いつか奥さんを持つならブロンドのロシア人を望むとのことが書いてあった。このことはいつか兄が結婚するときにスピーチで言ってやろうかと思う。

そんな兄の日記を読んで感化された私は早速その日から日記を始めた。ちょっと今手元にないので詳しい内容はわからないが、当時観た映画の感想や、ハマっていた音楽、部活のこと、同じ部活の子が好きであること、結局何もできずに卒業を迎えたことなど、色んなことを書いていた記憶がある。結局その時は中学を卒業してしばらくしてやめてしまった。

次に日記をつけ始めたのは大学受験のころだった。
高校生のときは軽音楽部に入り、音楽漬け、ギター漬けの日々を送っていたが、さすがに受験期になると趣味のギターも控えなくてはならなくなった。そんな中で私のイライラの捌け口となったのが日記であった。その時に書いていたのは日記というより音楽ブログに近いものだったと思う。勉強の合間に聞いた曲の感想や好きなポイント、歌詞の解釈などを、その時々の近況ともにキャンパスノートへ書き殴った。あれは今考えても結構楽しかった記憶がある。正直字も汚いし、文もめちゃくちゃだったが、自分が好きなものやことを言語化していく作業が心地よかった。大学に入り、サークルが忙しくなってくるにつれて更新が減り、いつの間にかやめてしまっていたが、最近また書きたいと思うようになってきた。

私は今大学生で音楽系のサークルに入っている。サークルの友人は音楽が好きな人ばかりで、心地よく、非常に恵まれた環境にいるなぁとつくづく思う。ただ、一つモヤモヤするところがあるとすれば、音楽の良さを自分の言葉で言語化してくれないところだ。
「なんかエモい」、「なんかオシャレ」。好きな音楽について語り合っているはずなのに、会話のキャッチボールが出来ている気がしない。そんなうっすらとしたモヤモヤをしばらく抱えて過ごしてきたが、今回はnoteという形でそれを吐き出してみようと思う。手書きよりも手が疲れないし、読みやすいし、この前の日記よりは続いてくれるのではないだろうか。

隔週くらいでのんびりいろんな音楽や映画の感想、日記を垂れ流していければと思う。


本当に自己満足なので、書いてある内容について一切責任は持たない。正確性は求めないでほしい。

どうぞよろしくお願いします。

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