受験合格祝いにウルフギャングはやりすぎ?
他人様の家庭のことなのだから口出しするな、と自分の中の一部もツッコミを入れているが、今日は余計なことを話したい。
今度の結婚記念日にせっかくだからとびきり素敵なレストランに行こうと夫と話していた。
例えばウルフギャングなんてどうか?ということで、ホームページや食べログを見ながら検討していた時、食べログの口コミ欄にこんな口コミが。
【子どもの中学受験合格祝いに家族4人で行きました】
すごくめでたい。
そして冒頭でも書いたように他人の家庭の事情は様々なのでそこにとやかく言う自分のほうがよっぽど下品なのだと思う恥ずかしさや情けなさもありつつ、一般家庭出身の私は思わず心の中で叫んでしまった。
「合格祝いにしてもそれは高級すぎやろ!」
正直に言うと、ひがみが入ってます…。
でも抑えられないこの気持ち…。
1人2-3万円のステーキを家族4人でなんて…。
ひがみつつも、なぜ自分がそう思ってしまったのか考えてみたところ、以下の2つの理由がありそうだ。
①子供のためというより親が行きたいだけでは?
②努力や結果には高価格なもので報いてもらえる、という価値観を子供に植え付けてしまうのでは?
まず①について。
完全に一般庶民の主観なので偏っている意見かもしれないが、小6の子供はウルフギャングを知らないのでは?と思う。
自分の小6の頃のことを考えても、お祝いといえば回転寿司とか安楽亭。または家でピザハットやオムライスや唐揚げなど…。
子供が仮に「ステーキが食べたい!」と言ったら、家で焼くかロイヤルホストかびっくりドンキーかなと思う。それでも本当に十分嬉しいものだと思う。
逆に、ウルフギャングなんて連れてこられたら、ちょっと緊張しすぎてしんどい気がする。
大人になった今でも自分は緊張する自信(?)がある。
まあ、中学受験なんて親もめちゃくちゃ大変だと思うし、親自身もようやくプレッシャーから解放されたからこそ、親が行きたかったところに行ったのだと考えれば…もう黙るしかないですね…。
自分で言ってて恥ずかしくなってきたが、一応最後まで書きます。
②について。
ウルフギャングは一般家庭出身者の感覚からすると、小6の子へのお祝いとしては高級すぎて、もはや本来の「お祝い」の意味から離れて、それまでの苦労に対する「褒美」に見えてきてしまう気がするのだ。
本人が嫌がるところを無理やり親が勉強させたのなら、ウルフギャングは分からなくもない…?…のか??というくらいだが、
本人が志望校に行きたくて努力して、その頑張りを労いつつお祝いするのだったら、やっぱり金額にも程度があるんじゃないかという気がするのだ…。
気がする、という完全に感覚の話なので説得力はないのだが。。
また何よりも、
努力量や結果に対しては、お祝い時の価格の高さで報いてもらえる
という価値観を子供に植え付けてしまうことが何より危険だと思うのだ。
遊びたい盛りで自律心も育ちきっていない小学生時代に勉強一筋で我慢を重ねることがいかに大変か、自分も受験をしたから分かるつもりではいるが、やはりそれからも大学受験、就職活動、働き始めてからはもっともっと、大変なことが待ち受けていると思う。
その時、その都度もっともっと高級なお店を要求されるようになったら親も大変だし、そもそも子供にはそんな価値観を持った人間に育ってほしくない。
だからなんというか、子供の頑張りに対して親がしたほうがいいことって、高級ステーキを褒美として与えるんじゃなくて、その子供の頑張りを言葉や表情で目一杯認めてあげること、そして合格を心から喜ぶことなんじゃないかと思う。
あなたの頑張りやあなたが出した結果はウルフギャングくらい高い価値ですよ、ということを暗に示してお祝いするんじゃなくて、
あなたが自分の目標に対して頑張ったこと自体が、私たち親は何よりもすごいと思うよ、ということを伝えるのが大事なのかなと。
その上で、自分たちの家計に見合った外食でパーッとお祝いするのはアリなんじゃないかとは思う。
もちろん、食べログに書いていた方のご家庭の家計的にはウルフギャングがそのくらいの(私にとっての回転寿司)レベルだったのかもしれないけれど…。
うん、そうかもしれない。
そうだとしたらもう恥ずかしすぎる。
謝るしかない…。
だけど、私が口コミを見た時、咄嗟に「やりすぎだろー!」と思ってしまったのは事実なので、それを今日は言葉にしてみたのであった。。
もし、この意見に対して「お前は思い込みが激しすぎる!というか貧乏マインドにもほどがある!」と思った方はぜひご指摘いただけると嬉しい。
私もお金持ちになりたい一人なので、貧乏マインドやお金持ちへの僻みは早く捨てたほうがいいと思っている。
一方、「わかるー!」と思ってくれた方は、やはり共感のコメントをいただけると大変ありがたい。
なぜなら私が救われるから…。
こんな偏った意見を書いてしまったが、
これが今日、自分が感じたことであった。
とにかく結婚記念日にはウルフギャングに行くことになりそうなので、大変楽しみである。
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