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ごみの収集ルート

小学校の教員をしています。自分が授業(主に社会科)で実践してきたことや、日々の学校や子どもたちへの関わり方などについての気付きを発信していきます。みなさんの役に立ったら嬉しいです。よろしくお願いします。


 

4年生の「廃棄物の処理」に関する授業

についてです。いわゆる私たちが「毎日出しているゴミがどれくらい大量」で、それを「どのように処理しているのか」、そして「今後の削減の取り組み」について考えていくといった流れで大体私は授業を進めていきます。 

今回は「どのように処理しているのか」に関することです。

教科書には、ある地域の回収ルートの一例が載っています。その回収ルートが、いかに短時間で無駄なく、効率的に回収できるように考えられているのかが紹介されています。私は、そのページを見て
「自分たちの地域の回収ルートを自分たちで考えてみたら楽しいかな?」
と思い、やってみることにしました。

 まずは資料として、地域の回収ルートの地図が必要なので、環境局に連絡を取ってみました。
 「担当者が大体、午後になると戻ってくるので、明日の16時以降でしたら大丈夫ですよ」
 というお返事をいただき、ごみの収集をした後に、お時間を作ってくださいました。
 翌日に環境局を訪ねてみると、先ほど焼却場から戻ってシャワーを浴びたばかりの職員の方が担当してくださいました。そんなお忙しい中にも関わらず、笑顔で対応していただきました。こうして回収ルートの地図を手に入れることができました。 

実際の授業で、自分達の地域のごみ集積所の回収ルートを考える

活動に取り組む際には以下のような形で行いました。
 ・いただいた地図のルートを消して集積所だけを残したプリントを配る
 ・スタート地点と、ゴール地点を示しておく
 ・そこから「できるだけ行ったり来たりせずに効率よくゴールまで行くこと」という条件を子どもたちと確認する。

 ・最初は個人で考える。その後は班で考える。

使用した地図(解像度を低くしたので見にくいです。すみません)

 答えを見せた時の子どもたちの反応は「最初の方しか合っていなかった」「難しかった」といった声が多く聞かれました。
 「毎日のゴミの回収ルートもよく考えられているんだ」ということが実感できたのではないかと思いました。


 最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!もし面白かったら「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです。自分にとって励みになります。


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