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思い出に残っている先生の言葉 

 小学校の教員をしています。自分が授業(主に社会科)で実践してきたことや、日々の学校や子どもたちへの関わり方などについての気付きを発信していきます。みなさんの役に立ったら嬉しいです。よろしくお願いします。


小学校5・6年時の先生

 
 今回は私が小学校5・6年生の時に担任していただいた先生の思い出話です。
 その先生は当時、40代前後の男性の先生でした。とても真面目で、そして面白い先生でした。5年生の林間学校では、仮面ライダーのショッカーに仮装をして盛り上げてくれました。6年生の時には、ご自宅に訪問させていただいたこともありました。とても優しく、懐の深い方でした。
 その先生の言葉で心に残っていることがあります。
 「学校の勉強なんて、人生の価値の数十分の一にしか過ぎないぞ」
 という言葉です。
 先生は通知表を渡す前に、必ずその言葉を言ってから、一人一人に通知表を渡してくださいました。
 私はその言葉を聞くたびに、「その通りだ!学校の勉強で人の価値が決まるわけではない。それよりも、もっと大切なものがあるはずだ」と深く心に刻むようになりました。
 「学力」は人間の価値を測る指標の一つではありますが、あくまで指標の一つです。他にも「コミュニケーション能力」や「道徳心」、「忍耐力」など人を測る指標はたくさんあります。それまで「学校の勉強が大切」と信じていた私にとって、その先生の言葉は衝撃的でした。
 

教師となった現在


 教師になった現在。子どもたちと接する時「学力」だけでなく、数値化されにくい人間性の部分も見るようにしようと心がけてきました。そのように考えるようになった原点となった言葉でした。


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