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2.歌詞-概要

( )内のものは歌詞と連動してどこがどのパートにあたるかを表しています。

【歌詞】

(A)頬を伝い 吹き抜ける風
エリカの丘で 二人笑ってた

枯れた涙 思い出す笑顔
寄り添い 伝わる温もり

(B)冷たい心 誰も触れることを許さなかった
手を伸ばしても するりほどけてく
どうせ届かない 君の声

(C)アルタイルとベガ 見上げ
踏み出す勇気を もらった

優しさだけを 信じて行きたい
逃げてた私に さよなら

(D)手と手が つながったら
恥じらいと嬉しさ 溢れて

誓い合った 一緒にずっと
添い遂げよう

(E)永遠に続く はずはないのに
愛すること 選んでしまった

そばに咲いた 物憂げなシオン
声は霞んで 消えて行った

(F)巡る四季を 幾度も数え
思い出の日々はもう 戻らない

約束違え 君は旅立った
手の届かない 星の夜に

【歌詞にあたる部分の概要】

(A)いつもの丘の上で風に当たりながら昔のことを思い出している
二人で過ごした木の下で感じた体温と風の冷たさの対比
現在の様子からスタート
エリカは花の名前、花言葉は「孤独」「寂しさ」
ジャケットの右下の赤い花がエリカ

(B)エルフの少女の昔の話
誰とも深くかかわろうとせず、誰に対しても素っ気なく近づこうとするものも少なく、近づいたものもいずれ離れて行った(死別)

(C)気持ちが徐々に変化していくパート
アルタイルとベガ、織姫と彦星は1年に1度しか会えずその日が雨だとそれすらも叶わない。二人は会いたくても会えないのに今会える状況の自分は何をやっているんだろうと空の星を見ながら思うようになる
今まで別れを恐れ逃げてきた自分と決別する覚悟を持つ

(D)少女と少年はお互いに気持ちが通じ合い、ずっと一緒にいることを誓い合う(寿命が異なるので少年がいなくなるまでの間)

(E)少年がいなくなり、いつものように夜風に当たって、しばらくの間は自分が選んでしまった結末に苦しんでいた
そのような日々が続き次第に彼の声を忘れて行った(人を忘れるときに一番初めに忘れるのがその人の声、ここでは彼がいなくなってから彼を忘れ始めてしまうまでの時間を描いている)
忘れたくなくても忘れてしまう虚しさ、エルフゆえの寿命の年月の長さ
シオンの花言葉は「君を忘れない」「追憶」「遠くにある人を思う」
ジャケットの青白い花がシオン

(F)いなくなってしまった彼を嘆く
ずっと一緒に居てくれるって約束したのに、誓い合ったのに…という彼女の感情の部分
空の星を見上げながら遠くへ行ってしまった彼を重ね合わせている
カロンは冥王星の衛星なので地球から最も遠い星の一つだと言える
彼女と彼の距離感と、地球とカロンの距離感で表現している

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