低価格ビジホ宿泊記10 金沢

12月後半、雪の金沢でした。
前日かなり降って、宿泊した当日は雨模様でした。
街中に雪は残っていないけれど、足元は悪い日でした。
残念ながら、今回もホテルは匿名とさせていただきます。

今回は楽天トラベルではなくて、旅行代理店にとってもらった宿でした。

金沢 Aホテル

アルファベットは適当で、イニシャルではありません。

アクセス・立地

金沢駅のすぐ近くです。
兼六園口から出て徒歩2分ほどの距離です。
当日は荒天でしたが、地下道を使えばあまり濡れずに着けます。

買い物や飲食は駅やホテル周辺にも多いです。
ただ、コンビニは少々歩いたところになります。距離的には200mくらいでしょうか。
徒歩二分となってますが、途中に信号もあるので実際の距離以上に往復には時間がかかります。

駅が近いので兼六園などの観光地へのアクセスは良いです。
金沢は比較的バス網が発達しているようで、1日乗車券が600円とリーズナブルで便利です。

チェックイン・ホテル共用部

当日は雨だったためか、入り口を入ってすぐのところでビニール傘が売ってました。
(確認はしてないけれど)貸し出し用のカサは無いのでしょうね。
価格は500円と、比較的安めです。

フロントの手前にレストランの入り口があります。
朝食会場はここになります。
私が泊まった日は、SNSと連動したキャンペーンをやってました。

旅行支援の対象だったので、チェックインのときに新型コロナのワクチン接種の確認がありました。
ホテルのせいではないけれど、似たような書類を何枚か書いたりとけっこう煩雑でした。
同じキャンペーンでも大阪は旅行代理店の窓口で簡単だったのですが。
(クーポンもこちらでは1000円単位のお釣りが出ない紙のチケットで、大阪は1円単位で使える電子マネーでした)

カギはカードキーでした。
私が泊まるホテルにしては珍しい。
さすが、旅行代理店でとったホテルです。

チェックイン時にミネラルウォーターをいただきました。
嬉しい心遣いです。

エレベーターは入り口とフロントの間くらい。
出入りするところはフロントから視認できる感じです。

客室

部屋に入るとすぐ横に服をかけるスペースがあります。
クロークスペースとでも言うのでしょうか。
ハンガーは形が違うものが1本ずつ、3種類ありました。

そして通路状の空間があり、通路部分にバスルームの入り口があり奥にベッドルームというオーソドックスなビジホのつくりです。

正面にかなり大きな窓があります。

最近泊まったホテルは、アメニティがフロント横に置いているところばかりでしたが、ここは部屋にありました。
バスルームに歯ブラシとコットン・綿棒とブラシとカミソリとボディスポンジで、部屋には使い捨てスリッパがありました。
使い捨てスリッパは、なんか初めて見るちょっとリッチなタイプでした。

全体的に掃除は行き届いている印象。

チェックインしてまず荷物をおろすとお風呂に入ることにしました。
いつも可能ならライブ前にお風呂に入ることにしてます。
お風呂は、まあいつもの狭いユニットバスです。
狭さはもちろんですが、このテのユニットバスは水位が低いのが残念です。

バスルームにはフラットなスペースがあるので、着替えはそこに置けます。
お風呂と洗面所の蛇口は別なので、お湯を溜めながら洗面所が使えます。
温度設定は水とお湯のカランをあけて調節するタイプです。

気持ちよくお風呂をいただいて、あがりました。
お風呂のお湯を抜いていると、バスルームの床に浸水してきました。
これは初めての経験。
フロントに電話した結果、部屋を替えていただけることになりました。

チェンジした新しい部屋では、トイレの水を流すとしばらく便器の中でしずくが滴る音がぴちょぴちょと聞こえました。
しばらくというのは、風呂にお湯を溜めながらトイレに入って流して、お湯が溜まって風呂に入って上がって服を着ても「あれ、まだしずくが垂れてるな」くらいの時間です。けっこう長いです。
お風呂の蛇口もかなりキツく締めてもずっとポタポタ垂れてました。
(これは当日気温が下がっていたせいもあるかも)

部屋チェンジ

「ホテルの部屋を替えてもらった」という話はたまに聞きますが、私はこれが初めててちょっとテンションが上がりました。
20年以上前に長崎のリゾートホテルで部屋の形に対して明らかに家具の配置がおかしいときも、一晩中違和感を抱きながらすごしてました。
泊ってる最中は言えなかったけど、帰宅してから一緒に泊まった相手と「あの部屋変だったよね。たぶん"出る"部屋だよね」と霊感が無い同士で印象の答え合わせをしたのもいい思い出です。
あれなんかも「気持ち悪いから部屋を替えてください」って言ったら替えてもらえたのかしら。

部屋を替えるということで、スタッフが部屋までカードキーを持ってきてくれました。
「部屋を移動したら、元の部屋のカギをフロントに持ってきてください」とのことです。
こういうのって荷物を運んでくれるわけじゃないんですね。
まあ、部屋に入ってすぐに荷物をフルオープンにしてベッドの上に展開していたので、そこに「では運びましょう」って入ってこられても困るし、任せてもらえる方が好都合です。
3往復くらいで荷物は運び終えました。
移動中はリュック1つに収めている荷物も、一度広げるとかなり嵩張りますね。

そうこうしているうちにライブの時間が迫ってきたので、外出がてらフロントに元の部屋のカギを返しに行きました。

食事

朝食はビュッフェスタイルでした。
価格は私は宿泊費に込みでしたが、単体だと前日1,200円で当日だと1,300円です。
私が泊まる宿ではお高めの価格設定ですが(普段は平均1,000円くらい)、内容は良かったです。
ビュッフェでよく見られる9つに仕切られた「囲」みたいな形の皿(この説明で察してください)が、ある程度選り好みしてもすべて埋まるくらいの品数がありました。
和食が充実している印象です。
お味噌汁は、お椀に具材が入っていてそこに汁を注ぐタイプ。
その具が花の形の麩とかで、小京都感がありました。かわいらしかった。
でも地元の名産や郷土料理は無かった気がします。
私が気付かなかっただけかもしれないけれど、あるのだったらアピールしてほしいです。
米以外ではパンが4種にシリアルもありました。

料理以外では、テーブル上に紙製の使い捨てマスクケースが置いてました。嬉しい気遣いです。

宿泊費

宿泊費は代理店の早割で「シンプルプラン 朝食付きシングルAタイプ 禁煙」税込み5,000円です。
それとは別に宿泊税200円がかかります。

5,000円に朝食(1,200円)が含まれていると考えると、実質3,800円というかなりリーズナブルな価格設定です。
(そしてここから旅行支援の返金もあったので、実際に支払ったのはさらに低いです)

総評

駅近くで設備も良くていいお部屋でした。
水回りのトラブルはありましたが、ありがちなトラブルですし対応もスムーズでした。
過去には「湯舟に水を溜めたら排水しないでください。トイレから逆流します」と明言されたビジホに泊まったこともあります。低価格帯ではありがちです、きっと。

朝食が品数多く味も良かったです。
価格の価値はあったと思います。

使い捨てのスリッパが過去一豪華だったのが印象に残ってます。
(豪華といっても100均で類似の商品を見かけるくらい)

また金沢でライブがあったら利用したいです。

追記

夜のうちに大雪が降り、翌朝はかなり積もってました。
そのため予約していたJRのサンダーバードが運休になりました。
3万円で3日間JR西日本乗り放題、8回までならグリーン車にも乗れるという夢のような乗車券で、サンダーバードのグリーン車のチケットを取っていたのに。
運休になったものの同じ時間に両編成が元のサンダーバードより多くて、ほぼ全席自由席の臨時列車が走ることになり、急遽そちらに乗り込みました。

さいわい座れて、大阪に向かっていると電話が鳴りました。
泊っていたホテルからです。
出発時にチェックしたけれど、何か忘れ物なりトラブルがあったのかと出ると
「○○弁当をお忘れではないですか?」と。

名前から察するに駅弁とか地元の名産的なものだと思うけれど、全然身に覚えがない。
どこにあったのか知らないけれど、私はいつ買ったとも知れない弁当と一夜を共にしていたわけですね。
部屋の掃除やチェックに、俄然疑問が湧いてきました。

総評2

泊っている段階では、掃除も行き届いていると感じたし部屋の管理に疑問はありませんでした。
電話後もまた利用したいという気持ちに変わりはありません。
忘れ物をしたときに電話をくれるホテルは多くないので、その気遣いは嬉しかったです。
(あえて電話しなくて、客から問い合わせがあったときだけ対応するホテルが多い。今のケータイは個人持ちだからかけても差し支えないと思います。なんなら電話可か事前に確認すればいいし)

ただ、前に泊まった人の忘れ物(それも食品)がチェックをすり抜けていたというのは、褒められたことではないなとホテル名を伏せさせていただきました。

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