懐かしい気分

こんばんは。ドカモリ天津麺akaウウです。
先日、地元の友達が弟さんの結婚式ということで小倉に来まして、その際に遊んだのですがとても楽しかった上になんだか懐かしい気持ちになったので、どうにも寝付けそうにもない今、端末のひび割れた画面を叩いています。

彼は学生時代、「乳輪番長」というあだ名で呼ばれていた。にも関わらず周囲に怒りを向ける事は無かった。その時点である程度の優れた人間性は証明されている。彼は有名な企業で立派に勤め上げている。私は北九州市に渡り、毎日の帰宅後の自慰行為を楽しみに日中は、受験生の相談に乗ったりしている。異なる生き方を選んでも会うと昔に戻った気になる。昔からの友達は不思議だなと改めて思った。

僕は声を荒げて怒る事は少ない方だと自負しているのだが、高校時代に一度、彼に激昂したことがある。放課後に西宮のドンキホーテの成人向けコーナーに取り憑かれた様に向かっていた我々は意を決してAVと言うものを買った。「こいつHカップあるらしいで、決まりやな」「乳輪も好きな感じや」というすごく嫌な会話のラリーをパッケージを睨め付けながらした後、彼に会計を任せた記憶がある。なんせそこのドンキのレジは地元の先輩のお母様だったからだ。当時、年齢の規制がガバガバだったドンキでは幸運なことにスムーズに購入ができた。AVを片手に持つ友達と先輩の母親とが対峙する様を僕は、几帳面に並べられたアダルトグッズを背に眺めていた。

そして僕の母親が友達とご飯を食べにいっている間に鑑賞会をしようと僕らは自転車を走らせた。早く観たくて仕方がなくて、とんでもないスピードを出していた。ブレーキなんて要らないな、若かった僕らはそう思った。

僕の家に到着し、例のブツを開封し、DVDプレーヤーにぶち込んだ。開始2分して僕たちは揃いも揃って大きな舌打ちをした。女性の陰部にモザイクがかかっていたのだ。彼は「なんでモザイクがあるんだよ!おかしいだろ!」とオフサイドフラッグを上げた副審に詰め寄るクリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせるジェスチャーを添えて激怒した。
とはいっても僕らは所詮、猿から少しばかり進化した人間な訳で、上映終了時には股の下の亀と目があっておりました(※勃起を股の下の亀と目が合うという表現はウウの専売特許です)。満足した僕らは近くの公園へと自転車を走らせた。ただ僕は、異変に気付いた。「あのAVどこにやった?」と僕は問いかけた。すると彼は「ソファの間、挟んだで」と下手くそな関西弁で告げた。思春期を拗らせた僕はそこで「持って帰れよ!ふざけんな!」と激昂した。今振り返るとなんで怒ってるか全然わかりません。今ならきっと擦り切れるほど見返してオチンポミルクを再度、生成することでしょう。当時の僕は、過剰に親からの視線を気にしていたのかもしれません(※その2年後くらいに裸での自慰行為を親に見られました)。若いなぁと今では思います。あんなに激昂してごめんね。僕の異様な怒りを目の当たりにした彼はAVを彼の家に持ち帰ってくれた。そして彼の弟さんのお習字バッグの中に捩じ込んだ。

今、文を綴っていて気付いたのだが僕が頭を下げなければならない相手は乳輪番長ではなく、彼の弟ではなかろうか。時空を超えて謝罪したい(時をかけるウウ)。ご迷惑をお掛けしました。ついでみたいになって申し訳ないですけれど、ご結婚おめでとうございます。何回かお話した中で凄くいい子だった記憶があります。絶対に幸せになれます。末長くお幸せに。

ドカモリ天津麺akaウウでした。
ほんまに早寝やな。オヤスミ。


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