6弦ファーストポジションの実演【藍原ゆきのヴィオラダガンバレッスン9】

6弦ファーストポジションの実演

6弦も開放弦から始めること。

かなり弦が太くなってきた。
しっかり、腕の重みを
中指、弓、弦に乗せていくようにする。
以前に動画「弓の持ち方」で説明した
ボーイングにおけるテコの原理を
思い出してほしい。
力みで演奏することがないように。

丁度いい弓圧を見極めていくこと。

そして、かなり右手側に弦が張ってあるので
少し、楽器を前に押し出すように傾けて
スペースを確保して弾くと
肩等が縮こまらず、伸びやかに弾ける。

6弦上のファシャープは
とても不安定で響きにくいと感じられるだろう。
その時に、どの瞬間を切り取っても
しっかり楽器とコンタクトが取れる
ボーイングを工夫してほしい。
弓のスピードがあまり早すぎると
楽器の上を滑るようで
いくら勢いで鳴ったとしても
コンタクトを深まらない。
丁度いい弓のスピードを見つけて
他の音にも応用していくこと。


再度、開放弦に戻ったら
バリエーションをつける前に
楽器全体が響いていることを確認すること。
6弦の開放弦は
1弦と2弦の開放弦を倍音として含んでいる。
よく共鳴して
一緒にバイブレーションを持っていることが
感じられるといい。
楽器全体が響いていることを確認すること。

6弦を左手の指で押さえる時
1〜5弦に触れないように気をつける。
触れてしまうと
雑音の原因になっていく。
指は丸く整える。

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