2弦ファーストポジションの実演【藍原ゆきのヴィオラダガンバレッスン6】

2弦ファーストポジションの実演

2弦の開放弦はaの音。

2弦は、前回の3弦と比べて
弓圧や弓のスピードによる反応が違う。

良く鳴らすための弓圧、スピードを
グラムや秒速で数値化することはできない。
音を聞いて、自分で感じていく、
探して見つけていくことが大切。

「いいな」と思う音が出た時に
どんな弾き方をしていたのか
記憶していくこと
そして、またその音が欲しい時に
再現して行くことが
音磨きに繋がる。

2弦のファーストポジションで
4の指を押さえると
dの音、つまり1弦の開放弦と同じ音高になる。
音色は、異なっていて良いので
違いを感じていく。
音色の違いや、楽器全体の響き方の違いが、
ヴィオラダガンバならではの味わいになり
実際に、曲中に出てきた時に
どちらの弦で演奏するか
選ぶ基準の一つになる。

開放弦に戻ってきたら
箱が隅々まで鳴っていることを
意識しましょう。
そうすることによって
豊かで滑らかな楽器になっていく。

バリエーションを付けて弾いてみましょう。
その時に
左手の指で弦を捉える瞬間を
意識していくこと。

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