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退院。そしてようこそ我が家へ。

3ヶ月早く生まれた双子の息子たち。

お兄ちゃんは3ヶ月と16日
弟くん5ヶ月と6日

長い入院期間を経て、2人とも無事に退院することが出来ました。

息子たちは産まれてすぐから、
まずは1週間、とくに72時間が勝負と言われ、
その期間は私もまだ入院中でしたが、生きた心地がしませんでした。

無事に最も命のリスクが高いとされていた期間を乗り越えたのも束の間、
まだまだ試練は待っていました。

息子たちは、3ヶ月早く外の世界に出てきた上、
2人とも1000g以下だったので、「超低出生体重児」と呼ばれ、未熟な部分が多いためにたくさんのリスクを抱えていました。
そして、後遺症が残らないとも限りませんでした。

・慢性肺疾患
・動脈管開存症
・未熟児網膜症 
・黄疸

などなどです。
他にも大小様々な症状はあったと思います。
その都度、NICUの先生と看護師さんで適切に治療してくれたおかげで、2人とも元気に退院出来ました。  

心配されていた後遺症について、
お兄ちゃんは全く何もなく、健康な新生児そのものの状態ですし、

弟くんは、生まれてすぐから使用していた人工呼吸器によって、肺にダメージを負う慢性肺疾患の後遺症により、まだほんの少し酸素投与のお手伝いをしてもらっていますが、すぐに取れると思います。

そして、やっと双子が自宅に揃い、
日々育児にてんやわんやしているうちに
先日生後半年を迎えました。

といっても、修正月齢3ヶ月なので同じ月齢の子達と同じようにはいきませんが、、、。
それでも、産まれてからの体重が、
お兄ちゃんは約6倍に、
弟くんは約10倍になりました!!
成長曲線も順調に右肩上がりを続けています。

生まれてから、苦難の連続で、
これからも同級生となる子たちに追いつくには時間がかかるかもしれませんし、
私自身が周りの子たちと比べてしまう事もあるかもしれません。

それでも、息子たちのペースで、ゆっくりでも大きくなっていってくれれば、これ以上嬉しいことはありません。

双子育児に奮闘する毎日。
片方が泣けば釣られて泣く、
片方のミルクが終われば、もう片方のミルクの時間。

もちろん、ミルクもオムツも洗濯物も全て2倍。
それでも可愛さも2倍です。
普段起きている時は背を向けていることが多い2人ですが、寝相はシンクロしていたり。

ふとした時に垣間見える双子ならではに、癒されています。

弟がいよいよ退院という時に、GCUにいた看護師さんに、
「双子育児は1+1が2になるだけじゃないからね!3にも4にもなるんだから、1人でやろうと思わないで、周りを頼ってね!!」
と言って頂いたことがあります。

私にとって初めての子が双子だったので
比較は出来ませんが、看護師さんの言う通り、単純に1人が2人で大変というだけでなく、当たり前ですが赤ちゃんといえど、個性があります。
1人に通用していたことが、もう1人に通用するとは限りません。

でもそこが、大変なところでもあり、
面白いところでもあります。
赤ちゃんが1人だと、泣いてる時もどんな時でも、ずっとその子と向き合っていないといけませんが、双子の場合はもう1人いるので、
1人がなかなか泣き止まなくてしんどくなっても、
横を見ればお構い無しにスヤスヤ寝ていたり、
自然と気が紛れて、楽になることがあります。

きっとこれはこの子達が大きくなってきてからも同じだと思います。
ふとした時に、2人いることに助けられることがあるんだと思います。

もちろん、しんどいことの方が多いと思いますが。

そんなこんなで、
息子たちは生まれてから本当によく頑張ってくれました。
たくさんの壁を乗り越え、奇跡を見せてもらいました。

いつか双子が大きくなったとき、
こんなに頑張ったんだよと話してあげたいと思います。

それでは。






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