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ポルトガルでサパテイラ プレパラーデ

 お勧めの美味しいポルトガルの食べモノ続編。

 借りた部屋のオーナーがとても親切な人で、マンションの周りにある地元の人が通うレストラン、テラスが素敵なカフェや鳥の丸焼きの店など色々と教えてくれた。その中で、安くて美味しくボリューム満点、何よりビールがグラスに泡無しでなみなみと注がれてくるのがうれしい店のお話。

 前回の投稿で紹介した定番のカメノテ、海老の塩茹と自家製のしっとりとしたパンをパクつきながらビールを楽しんでいると主役が登場する。因みに写真のグラス、この店のロゴがプリントされたお気に入り。日本帰国時に店のオヤジにお別れとお礼を伝えると1ダースくれた。今も特別な日に使っている思い出の品。

主役登場までのお楽しみ

 タイトルの写真にあるのが本日の主役、”サパテイラ”という名の手が大きな蟹のミソや身をマヨネーズや醤油(?)、刻み玉ねぎなどであえたモノを”プレパラーデ”(準備した)と呼ぶ。特注のガーリック トーストの上に乗せて食べるとこれまた絶品、日本人の好みにピッタリ合う味覚を堪能できる一品。

 木槌で蟹足の殻を叩き割り身を取り出す作業に没頭していると、ビールが無くなっているのに気付いたオヤジが黙ってなみなみビールをトン!とテーブルに置いてくれる。これは、〆の白ワイン”ジョアン ピレシュ”を注文するまで繰り返されるお定まり。

 今から思うと夢のような蟹屋の思い出である。帰国後にも一度訪れたが、また食べに行きたいな!あのオヤジは健在かな?会いたいな!!


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