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【2020/10/16】鬼頭明里さんお誕生日おめでとうございます。

2020年10月16日は、鬼頭明里さんの26歳のお誕生日です。おめでとうございます!
この記事は、お誕生日を機に1人の鬼頭明里さんファンが過去を振り返ったり未来に思いを馳せたりするポエムです。

この1年の鬼頭明里さんについて

鬼頭さんは去年のお誕生日である2019年10月16日に1stシングルでアーティストデビューし、今日がそれからちょうど1年になります。
2枚のシングル、1枚のアルバムをリリースし、この1ヶ月に1stツアーも開催され、こうして活動をリストアップしてみただけでも非常に順調な滑り出しに見える活動初年でした。

そんな鬼頭さんのアーティスト活動の中でも、自身がメインヒロインの八尋寧々を演じたアニメ『地縛少年花子くん』EDテーマとなった2ndシングル『Tiny Light』制作についてのエピソードが特に印象的でした。

――カップリングの『Tiny Light』は、『Desire Again』とまったく雰囲気の異なるバラードですね。鬼頭さんが出演されるテレビアニメ『地縛少年花子くん』のEDテーマにもなっています。
じつは最初、『Desire Again』が『花子くん』のタイアップ曲になる予定でした。でも、私が「『花子くん』のイメージと違います。もっと作品に寄り添った曲がいいです」とプロデューサーさんに直談判しまして。そこからプロデューサーさんが原作を読み直して作ってくださった曲なんです。だから原作に寄り添った曲になっていて、とても歌いやすかったです。

アーティスト活動は本人だけでできるものではなく、多くの人たちによって作られていくものなはずなので、すべてが本人の意向の通り進むことは決してないと思います。
そんな中、タイアップ曲の差し替えという影響度の大きい提案をプロデューサーにできて、本人が納得行くような活動ができているように見えるのは、彼女のファンとしてとても嬉しいです。
これは、鬼頭さんが『Re:ステージ!』でかれこれ5年ほど共に活動してきたプロデューサーがついているという環境によることも大きいと思っています。

先月から行われていた1stツアーも、この難しい状況下で、東名阪の3公演を無事開催することができました。
自分が現地で参加した東京公演は、個人的にも1月以来のライブだったので、非常に印象深い1日になりました。
1stアルバムまでの既存曲すべての生バンドでの歌唱、カラフルな7着もの衣装、キャラソンやカバー披露のサプライズなどの内容はもちろんですが、入場特典ブロマイドにひとつひとつ直筆メッセージを書いていただけたり、終演後にお見送りがあったりと、目に見える形でも彼女の気持ちを受け取れたのがすごく嬉しかったです。
そして何より、かねてよりダンスが苦手と公言しており、どちらかというとライブ中の必死さやひたむきさが印象によく残っていた鬼頭さんの、ライブ中柔らかい表情で楽しそうに歌っている姿に、胸がいっぱいになりました。
どちらかというと飄々とした印象を与えることが多い鬼頭さんですが、この日は確かに、鬼頭さんがライブにかけている強い想いを受け取れました。
久しぶりに現地で参加できたライブがこの鬼頭さん1stツアーで、心から良かったなと思います。


もはや社会現象といえる『鬼滅の刃』(竈門禰豆子役)の大ヒットもあり、この1年はテレビのバラエティ番組やメディアなどの露出も増えたのも印象深いです。
1つの作品との、1つの役との出会いが、1人の声優さんの人生を大きく変えている瞬間を目の当たりにしているのだなぁとも思わされます。
鬼頭さんの誕生日である今日は、そんな鬼滅の刃劇場版新作の公開日でもあり、こんなところでも因果めいたものを感じさせられます。
劇場で見られる禰豆子の姿が、そして世間の注目を一身に浴びている作品での鬼頭さんの演技が楽しみです。

そして、(確かラジオ『鬼頭明里のソレナンデス!?』のイベントだったと思いますが)1年半ほど前に「SNSをやってないほうがミステリアスっぽくて良くないですか?(笑)」みたいなことを言っていた覚えもある鬼頭さんですが(笑)、去年7月に始めたツイッターはフォロワー35万人ほどになり、最近始めたインスタグラムは10日ほどでフォロワーが6万人に達するなど、すっかり声優界のインフルエンサーになった感もあります。
自分が鬼頭さんのことを知って好きになっていった頃からはずいぶん遠くまで来たなぁという気持ちもありつつ、これからどこまで大きくなっていくんだろうとワクワクする気持ちが強いです。

これから1年の鬼頭明里さんについて

鬼頭さんは10月より、3本のアニメレギュラーで三者三様な役を演じています。

テレビアニメ『安達としまむら』では、メインキャストの安達役とED主題歌の歌唱を担当しています。
安達としまむら、特に安達というキャラクターには個人的にも思い入れが強いのですが、そんなキャラクターを鬼頭さんに演じていただけているのが本当に嬉しいです。
正直、安達と鬼頭さんは重なる部分がほぼないのでは思うぐらいには性格が違っているように思うのですが(実はキャスト発表前は、自分は鬼頭さんにしまむらをやってほしいと思っていました…笑)、そんな安達のことをどういうアプローチで鬼頭さんが演じていくのか、これから毎週本当に楽しみにしています。

また、『キミのとなりで』は、初めてラジオで聴いた瞬間から「完全に安達だ…」と思わされたぐらいには、安達の内面をエモーショナルに表現しきっている楽曲です。
現在Short Sizeが公開中のMVも、安達としまむらの世界観を強く意識しているものになっています(こちらのコンセプトも鬼頭さん発案のようです)。
この曲がいかに安達としまむらなのかということについては、それだけで1つのnote記事になってしまうぐらいには語りたいことがあるのですが…(発売日付近に書きたい(まとめられれば))、一言で言うと、声優アーティストが自身の出演作で歌唱することの極致を見ていると思っています。タイアップ楽曲に作品モチーフを混ぜ込むというレベルを超えた、作品を表現するために作り込まれた楽曲です。
前回の『Tiny Light』から続いている、徹底的に作品に寄り添って楽曲制作していく、"アーティスト鬼頭明里"チームの姿勢が大好きです。
この1年もどのような楽曲が生まれていくのか楽しみにしています。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(近江彼方役)もまた、『鬼滅の刃』と違った注目度の高さがある作品かと思います。
何年も活動を重ねてきてたどり着いたアニメ化ですが、個人的には、近江彼方ちゃんとしてライブで歌うときの、CD音源にもまして優しく聴こえるような発声が大好きです。
9月の無観客配信ライブも配信ならではの演出が面白いものでしたが、願わくば現地でもまた彼方ちゃんの声が聴ける日が早く来ますように。そして、アニメでまだ知らなかった彼方ちゃんの一面にたくさん出会えますように。

今期は『トニカクカワイイ』ではメインヒロインの由崎司役と、OP曲『恋のうた(feat. 由崎司) / Yunomi』の歌唱を担当しています。
YunomiさんはFuture Bass系のトラックメイカーとして以前から好きだったこともあり、OPテーマはとても楽しみにしていましたが、非常に歌唱難易度の高そうなトリッキーかつキャッチーな曲に仕上がっていて、一発で大好きになりました…。
鬼頭さんは、演技でも歌でも声帯を楽器のように器用に扱えるのだなぁということを再認識させられた1曲です。
まだまだストーリーの序盤ですが、メインヒロインの由崎司ちゃんがこの作品で占める役割も非常に大きいはずなので、今後の司ちゃんの活躍も楽しみにしています。

この1年で一気に活躍の幅を広げた印象のある鬼頭さんですが、これから更に大きくなっていくのだろうなぁと感じさせられるものが、鬼頭さんにはあります。
高音から低音まで魅力的な声を自在に操る演技や歌も、フラットで素直な語り口のトークも、美しく端麗なビジュアルも、どれも大好きです。
この1年も、鬼頭明里さんが健康にお仕事できますよう、陰ながらお祈りしております。

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