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郡上八幡で『バンめし♪』の空気を感じてきました

2020/9/24 に、コナミのメディアミックスコンテンツ『バンめし♪』の舞台である奥美濃八萬町のモデルとされている郡上八幡(ぐじょうはちまん)を訪れてきました。
関連コンテンツのひなビタ♪がフィーチャーされている倉吉市には何度か訪れたことがあるのですが、バンめし♪の郡上八幡は初探訪です。
とりとめのない感じになってしまいましたが、現地の写真や感じたことを残しておこうと思います。

舞台を巡るにあたって、以下の記事をとても参考にさせていただきました。
この場を借りて厚くお礼申し上げます。
【バンめし巡礼】東京から郡上八幡への交通手段を比較!予算はいくら? | げぼく速報

※比較引用目的で、ティザーPVなどから画像を一部掲載させていただいております。

郡上八幡まで

前日からの宿である岐阜市の長良川温泉を8時過ぎに出発し、9時過ぎにJR岐阜駅から高山本線に乗車。美濃太田駅で長良川鉄道に乗り換えました。

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Blanc Bunny Bundit楽曲を聴きながら眺める長良川鉄道の風景です。
自分の祖父母の実家に近いぐらいの田舎感にノスタルジーを感じてしまったり、長良川の清くて激しい流れに癒やされたりと、舞台到着前なのにお気持ち具合が高まりすぎてしまっていました…。

郡上八幡駅

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郡上八幡駅に到着したのは11時20分ごろでした。
東京から岐阜駅までは新幹線を使うと2時間強ほどで着いてしまうのですが、同じ県内の移動にもかかわらず、岐阜駅から郡上八幡までも同じぐらいの時間がかかってしまいました。

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駅待合室でのタペストリー掲示とポストカード配布も、絶賛継続中でした。
郡上八幡現地にある貴重なバンめし♪要素です…。

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コミュニケーションノートもありましたので書いてきました。
駅カフェの"おにぎり"を推しているのは、そういうこと、なんでしょうね…。

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そして待合室では、「もなかのクッキングソング」の歌詞で作っている鶏(けい)ちゃんが売っており、早速感じられたバンめし♪の空気に痺れました。
今振り返ってみると、実はこれぐらいの出来事は序の口だったりもしたのですが…

新橋亭でヒルめし♪

駅から町の中心部の1kmほどを歩いて、今日のお昼ごはんを食べるお店へ。

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旧公式ツイッターヘッダー(冒頭で紹介しましたげぼく速報様からお借りしました)と、店の外観の特徴がある程度一致することなどから、こちらの新橋亭さんが夜風の実家の老舗料亭「つゆり」のモデルになっていると考えて良さそうです。

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夜風といえばやっぱり鮎ということで(?)、鮎定食をいただきました。鮎の塩焼き、鮎魚でん、鮎フライという、鮎を味わい尽くせる幸せすぎる定食です。やっぱり塩焼きがシンプルに美味しいですが、郡上の地味噌と一緒に味わえる魚でんも非常にポイントが高いものです。BBBの歌詞に繰り返し出てくる八萬味噌を思いながら…
すっごく美味しい鮎をありがとうございました。

散策

舞台モデルになっている場所を中心に、しばらく散策しました。

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コンテンツ始動時のティザーPVに登場していた(?)です。ひなビタ♪ARライブの開演前に流れていて、一体次は何が始まるんだろう…と期待と不安を抱きながら見ていた映像で、その中でもこの門は印象的でした。2年半経って実際に見に行けて、実際に見に行きたいと思えるほどにバンめし♪を楽しむことができているのが嬉しいです。

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こちらもPVに登場していました「やなか水のこみち」です。小京都といったいでたちの、とても落ち着く場所ですね…

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とりあえず、学校帰りに宗祇水を撮ってきましたよ!
宗祇水は白雲水とも呼ばれ名水百選の第一号にも指定された、名水中の名水です。
八萬町が水の町といわれる所以でもあります。

吉廻千代ちゃんにご説明いただいている宗祇水です。すごい再現度…。
町の中央を流れる川からも、郡上八幡の町と水との密接な関わりがわかります。

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八萬町の「食亭ここ」の外観のモデルになっている、カフェここちさんです。
食亭ここは鮎やおそばなども売っている設定のようですが、ここちさんはスイーツ専門店でした。

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そしてこちらが、軽い気持ちで頼んだ「ふわふわかき氷 ティラミスミルク」です。イ、インスタ映え~
氷自体にも甘い味がついていて美味しく食べられました。とってもでかかったですが…

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結構最近にBBBツイッターに上がっていた夜風のイラストの背景に写っているのは城下町プラザですね。
これからもこんな感じで気軽に郡上八幡背景イラストの供給をお願いします、バンめし♪運営さん…

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特にイラストなどでの描写はないですが、ひなビタ♪のユニット「ここなつ」がライブをしたという総合文化センターです。
将来、ひなビタ♪での倉吉市のように、郡上八幡でもイベントが行われたりするのでしょうか…倉吉よりも交通や宿泊や会場のキャパが小さめなのが少し心配ですが。

郡上八幡城

一旦今日の宿(後でたっぷり語らせてください…)にチェックインして一服したあと、郡上八幡城に行ってみました。
バンめし♪コンテンツ初期に「およしちゃん」というキャラクターとコラボして放送していたラジオ「およしちゃんのバンめし♪おくれんかな?」の収録場所とされている場所です。

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城下町からお城までは1kmほどの登山となります。そこそこ急斜面です。

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お城の全景はこんな感じです。ここから撮るといいよという看板がところどころに立っていて、そこから撮るとこんな風にいい感じの写真が撮れます(?)
3階建ての比較的小さなお城ですが、完全木造らしくとっても床がきしんで趣があります。

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最上階から見た郡上八幡の町の風景です。思ったより家が密集しているなぁと。あと、川を流れる水の音がこの高い場所まで聞こえてきていたのが印象的でした。

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城の入口付近には、およしちゃんの元ネタ(?)である「およし」さんについての伝承についての説明書きもありました。およしさん、とても勇気のある女性だったのですね。なるほど~

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と思っていたら、城内の説明書きを見るとさっき読んだ印象とはまるで違う可哀想なストーリーになっていました。徒歩1分ぐらいの距離で起きているこの矛盾…何が正しいんだ…

…という感じのツイートをしていたら、なんとエゴサをしていたであろうおよしちゃんから直々にリプライが飛んできました。そ、そうなのですね…なるほど…

備前屋で宿泊

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というわけで、この日泊まりましたのは、千代の実家の老舗旅館「奥美濃八萬館」の外観モデルになっている備前屋さんです。
ほんと…吉廻千代ちゃんの実家でしかなくて…緊張しますね…

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ちなみに、この地図(出典:上記生放送アーカイブの14:40頃から)にあるように千代と夜風の実家は近い設定なのですが、郡上八幡においても割とこの位置関係に近く、徒歩0分の距離にありました。実際に歩いてみてわかるこの距離感…良すぎますね…
ひなビタ♪でも倉野川市の地図はありましたが、バンめし♪のほうが実際の町との対応度が高い印象を受けました。

今回泊まった部屋は、イラストで表現されている建物の本館ではなく、1室独立で立っている離れの部屋でした。どちらかは予約時に選べますが、特に意識して離れの方を選んだ覚えもなかったので、本館は埋まっていたのでしょうか…。せっかくなので本館のほうが良かったかなという気持ちも少しありつつ部屋に案内されますと、

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…お部屋の窓から夜風の実家が見えました。
いや、吉廻千代ちゃんの家から栗花落夜風ちゃんの家が見えるってなんなんですかね?!?!??wwwWWWwwwww
すごいお部屋ですね…ここに泊まれるんですね、今日、私は…

というわけで、さきほど書いたように八幡城へ軽い登山をしたのち、今日の汗を流すためにお風呂に入りました。
離れには専用のお風呂が備え付けられてるのですが、せっかくなので本館の家族風呂(ちょっと広い)を使わせてもらいました。

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ひ ふ み でリラックス リラックスして
ここは水の城下町 ほら ユートピア
わん つー すりー でリフレッシュ リフレッシュして
花鳥風月 湯上がりは 八萬サイダー 飲みましょうか

突然で申し訳ないですがこちら、郡上八幡天然水サイダーと、ひふみで湯~とぴあ♨ / Blanc Bunny Bundit(作詞:やぎぬまかな)の歌詞になります。郡上八幡の湯上がりに、ひふみで湯~とぴあ♨を聴きながら八幡サイダーを飲むの、舞台没入度が高すぎました…
というか改めて、今まで比較的無自覚に摂取していたBBBの歌詞に散りばめられているご当地ワードの濃度に驚かされます。郡上八幡を歩いた前と後では、全く歌詞から感じられる情報量が変わった感覚があります。

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晩ごはんはこちらでした。鮎はもちろん、飛騨牛や山の幸などが盛りだくさんで、幸せにお腹いっぱいになれました…。
千代の実家でも鮎を食べられてよかったです(?)

郡上八幡で感じられる八萬町の空気

夜、BBBの直近のツイートを遡ってみると、千代と夜風のこのような会話が目に止まりました。

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この「踊り」というのは、郡上八幡でいう「郡上おどり」のことです。
先ほど備前屋さんに、今年の開催は見合わせるというポスターを見たばかりだったので、なるほど八萬町も同じように静かになっているのだなぁと…。

そして、新橋亭さんが見える例の窓を開けてみると、川の流れる音、雨の音、虫の鳴き声が郡上八幡の町に響いていました。
川辺では激しく、そして山の上からでも優しく聞こえてきていたこの水の音とともに、郡上八幡という町はあるのですね。
八萬町のこのお店に住んでいる夜風も同じ音を聴いているのだなぁということが、痺れるほどに肌で感じられた瞬間でした…。

研ぎ澄まされた夜が 眩しい
この景色は 誰かの涙で出来てるの?
濁ってしまえばいい と願った
あの水面さえ 今じゃ…
【詞の方向性】
・ソロ1曲目、2曲目を経て、今回は今一度ふるさとと伝統について自分なりに深く考える曲
・紡がれてきた伝統は、DNA、水の流れ、自然、自分の体、に保存される
・それを次につなげるべき、自分のパーソナリティと共存させるべき

BBBの歌詞には、よく「水」がモチーフとして登場します。
この旅の1週間前にリリースされた、吉廻千代ちゃんの制作曲である「追憶のアリア」でも、「水の流れ」が詞のオーダーに含まれていたようです。
大好きな追憶のアリアを聴きながら、郡上八幡の、八萬町の「水」を、千代の実家のモデルとなった場所で感じられたのがすごく嬉しかったです。
これまでもバンめし♪キャラクターの発信には触れてきていましたが、ここまで現地の空気感が漏れ出ていたのは予想を遥かに超えていました。
郡上八幡に来れて、心から良かったなって思います。

<郡上八幡を巡るにあたってのアドバイス>

名古屋を経由する郡上八幡へのアクセス方法については、以下のげぼく速報様の記事が詳しいです。
東海道新幹線に接続しやすい地域の方は、基本的にこちらのルートが良さそうです。
【バンめし巡礼】東京から郡上八幡への交通手段を比較!予算はいくら? | げぼく速報

名古屋以外からですと、郡上八幡ICの高速バス停へ、高山(北陸地方への高速バスやJR高山本線などがあり)からもアクセスできます。バス停と市街地間のタクシーを予約することもできます。

なのですが、特にコロナ禍にあってはバスが減便されていることもあり、名古屋以外の都市と郡上八幡をバスで行き来するには、半日程度は見込まないといけなさそうです。
自分はこの翌日、9時頃の高速バスで郡上八幡を発ったものの、高山を経由して隣接県の大都市である金沢に到着したのは13時半でした。新幹線を使って東京に行くぐらいの時間がかかっていますね…。
岐阜市から郡上八幡も決してすぐ着くものでもなかったので、このあたりの遠さもまた、夜風たちが感じている閉塞感の原因のひとつなのかもしれません。

郡上八幡の町は非常にコンパクトなので、町中は徒歩で問題なく巡れる範囲かと思います。ただし、郡上八幡駅から街の中心地までは1kmほどの距離があります。
駅にレンタサイクルがあったので、長良川鉄道で日帰りする場合は検討しても良いかもしれません。

<おわりに>

バンめし♪はひなビタ♪の倉吉市とのように現実の町と濃密なコラボをしているわけではなく、視覚的なコンテンツ描写もまだ少ないので、正直倉吉と比べるとコンテンツ体験としては劣るのかな?と予想してしまったりもしていました。
なのですが、バンめし♪というコンテンツ自体が、モデルとなっている町を非常に質感高く描写していたことに気付かされた旅になりました。

物語上の、家出をしていた吉廻千代ちゃんが戻ってきた翌日というタイミングであの場所に泊まれて、本当によかったです。

[余談]
・郡上八幡を「ぐじょうはちまん」と読むことを、恥ずかしながら今回訪れるにあたって初めて知りました。
   なのですが、備前屋さんで夕食を食べながら見ていたニュースで、東京のアナウンサーさんが郡上市を「ぐんじょうし」と読んでしまいすぐに訂正していて、やっぱり難しいですよねと思いました(オチなし)

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・街中や郡上八幡城でちょくちょく、山内一豊の妻の千代の出生地であるということが推されていました。もしかすると、吉廻千代ちゃんのお名前の由来になったの、かもしれませんね…

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・郡上八幡の町中に楽器店がありました。特に何かの舞台でもなさそうですしそれだけといえばそれだけなのですが、彼女たちもここに通っているのでは…などと思わせるには十分な存在感でした。

・およしちゃんの他に、あゆレディーちゃんというキャラクターのツイッターも郡上八幡のことをエゴサしているようです…。現地に貼ってあるポスターを見た後にエゴサふぁぼされたときは、おお~~となりました(?)というかこのあゆレディーちゃん、こちらの元ネタなのでは…


・この前日は岐阜市で『安達としまむら』の、翌日は石川県白山市で『ガールズ ラジオ デイズ』(チーム徳光)の舞台を巡ってきました。もしご興味がある方がいましたら、こちらの記事も合わせてご覧ください…


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