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ミステリ新刊チェック3.6

この記事は、ミステリの新刊をチェックし、気になったものをメモするやつです。



・化石少女と七つの冒険

みんな大好き麻耶雄嵩の新作にして今年の本命候補。ひねくれた探偵&助手ものの2作目。前作は世界観と作中人物の関係がとんでもなくてたのしかったですね。2作目はもっととんでもないことになっていると思うのですが……と言っているあいだに、たのしみすぎて読んでしまいました。おもしろかったです!

・キン肉マン 四次元殺法殺人事件

あの「謎尾解美の爆裂推理」を書いたおぎぬまXの新作ときいては読まないわけにはいかないでしょう。今年の本命パート2ですね。「謎尾解美」で発揮されていた本格ミステリセンスが、キン肉マンという舞台でどう活かされるのか……たのしみです。



・クワトロフォルマッジ

昔話シリーズがヒットしていると噂の青柳碧人の新作長編。みんな大好きピザミステリ。ピザ好きとしては気になるところ。やっぱりハワイアンとえび系シーフードを、お持ち帰り半額キャンペーンを利用して食べるのがいちばんですよね。というのはさておき、4種類のチーズが使われるクワトロフォルマッジになぞらえて4視点で事件が描かれるぽいかんじ。たのしそう。「まだ出会ってないあなたへ」も4視点でしたね。群像劇はたのしいのでいっぱい出てほしいと思います(群像劇じゃないかもしれませんが、たぶん群像劇でしょう)。

・彼女はひとり闇の中

天祢涼さん、さいきんずっと少年少女の社会派モノ書いてますね。このシリーズは(シリーズじゃないけど)さっくり読めて、適度に社会について考えられた気分になれるので好きです。「拝啓 交換殺人の候」がよかったので気になりますね。

・完全なる白銀

山×青春×ミステリらしいです。どのくらいミステリなのかは謎ですが、あらすじからサバイバルな雰囲気もあるので、サバイバルが好きな身としては気になります。たぶん極限の雪山で、主人公が、(人間とは……。あのとき彼女が言おうとした言葉は……)みたいな思考の迷宮にとらわれるのでしょう知らんけど。

・黒猫を飼い始めた

にゃんにゃんにゃんの日に出たショートショート集。メフィストの企画だし、ミステリ作家が名を連ねているので、どんでん返しに期待できるでしょうきっと。ちゃんと黒猫と向きあっていてほしいので、すぐ黒猫を捨てる話を書いてる人がいたりなんかしたら「猫から逃げたな……」と思うと思います。

・東大に名探偵はいない

新川帆立さんのうんちミステリが収録されているらしいのでたのしみです。東大生のうんちについて気にならない人間がいるわけありませんからね。よく「何を食べたらこんなに賢くなれるんだろう」みたいなことが言われますが、食べたものについて知ることで賢さの秘密がわかるなら、うんちについても同じことが言えるでしょう。
ほかのメンツもいけいけな人ばかり。新顔がいるのもいいですね。関係ないですが、いつかQuizKnockの河村拓哉さんが書いた本格ミステリを読んでみたいです。

・頬に哀しみを刻め

帯でいろんな人がずらずら褒めてる……。いろんな人がずらずら褒めてる小説はだいたいおもしろいので気になります。前作もよかった。


・孤島の十人

そして誰もいなくなりそうな海外ミステリ。そういえば、ナイブズアウトのグラスオニオンおもしろかったですね。

・禁じられた館

Twitterでみんな褒めてるやつ。Amazonレビューでは星2なので、どんな人でもサイコ〜!とおもえるようなものでもなさそう。館に見えなくもない抽象な絵と文字文字した表紙がすてきですね。原題がわかりやすく表紙に書かれてる装丁は好きです。

・ぼくのミステリ・マップ-推理評論・エッセイ集成

ぜんぜんどんな人か知らないけれど、マップは大好きだし、なんかおもしろそうなので読みたいですね。電書はでないのかなあ。


今回はこんな感じです。また気になった本があったら書くことにします。
それでは〜。

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