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家族がコロナで・・2

続編です。
息子のコロナ陽性から始まった、呑気な家族の
ストーリー。お父さんも陽性になり入院。

金曜日。
お母さん午後陽性。
病院でカロナール500を処方された。
38度4分。喉の痛み。
胃がムカムカする。
フルーツゼリーを3回に分けて食べる。

家族全員陽性だと、医療スタッフにわかりやすい。
入院したくないのでドライブスルー検査中は元気なフリをする。
翌日後悔するとも知らない私だった。

回復途中の息子が猫の世話。
冷蔵庫にあるものをひとくちでも。必死に食べる。味はわかるけど喉が痛くて。少ししか食べられない。

たぶん今夜がいちばんきついのかな?
入院中のお父さんが落ち着いているのが嬉しい。

土曜日。
眠れなかった。
ふらふらする。カロナールが切れると38度4分。
効いてるときは37度7分。

「何でコロナの薬を処方してもらってないの?」
寝込んでる私に入院中のお父さんと回復期の息子が質問攻め。
息子はゾコーバ。お父さんはラブゲリオで劇的に回復したと私を説得する。

ん?
ラブ・・そんな薬あった?

「お母さん、ラブゲリオもらって!」

「だって、私は。糖尿病はボーダーだし、肥満ってほどでもないし」

「糖尿病と肥満は重症化因子に入ってるよ!」

はい。

よく考えたら私は糖尿病で肥満です。目を背けても良いことはひとつもない。
真実はやっぱりひとつ、だった。

結局病院に電話。ふらふらと運転して昨日の薬局へ。ドクターから処方箋がきてラゲブリオをもらう。

お父さん!
ラブゲリオじゃないぞ。
ラゲブリオ!

そして一回目を飲んで・・。
2時間後。
久しぶりの36度8分。さわやかな気持ち。
お腹はこわしてしまったけど熱が下がって判断力が戻ってきた。
上司やいろんな人に連絡する。優しい返信を読んでほっこり。

困ったときにわかるよね。
人間関係。

ちなみにゾコーバは若い人にも処方できて。
ラゲブリオは重症化しやすい大人専用らしいです。
早めに飲み始めることが大切らしいです。

こんなおバカな家族3人の体験がどこかでだれかのお役にたてますように。

(続く)






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