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小松未歩の世界を語るnote vol.7-エッセイ「小松未歩の世紀末」-

はじめに

こんばんは、kazuです。
いきなりですが、人生って何もかも上手くいく時期とそうでない時期がありますよね。

上手くいく時って、その過程で苦しい場面があっても、それすらも楽しめませんか?反対に上手くいかない時は、今まで楽しかったことも全て苦痛に感じたり、手をつけなくなったりしますよね。

きっと小松未歩さんも約10年間のアーティスト生活の中で、そういった時期を経験したと思います。

彼女の場合、曲を作ってCDをリリース、活動中盤からは雑誌などの取材を受けるようになったようですが、どの時期にどう悩んでいたのかってインタビューを読んでも、いまいち掴めないんですよね。

小松さんにも悩んだ時期はあった?

これは個人的な推測ですが、彼女にとって1999〜2000年の2年間が、悩み苦しんだ時期だったのではないかと思います。1974年生まれ説が正しければ25〜26歳にあたります。

1997年に発表したデビューシングルがいきなりヒットを記録して、その勢いのまま突っ走った1998年。デビューから98年末までの約1年間半の間に、シングル6枚、アルバム2枚をリリース。その他、多数のアーティストへの楽曲提供に、名探偵コナンなどのテレビアニメ主題歌、ドラマや朝の情報番組、CM曲なども担当していました。

この時期は相当忙しかったはずで、日々納期に追われていたのではないでしょうか。

彼女はきっと慣れない環境の中で、プレッシャーを感じながらも、必死に喰らいついて楽曲を制作していたことと思います。

そして世に発表した曲たちは次々とチャート上位にランクインしており、充実した日々の中で試行錯誤しながらも、何をやっても楽しい時期だったのではないかと考えています。

皆さんも環境や人生は違くても、似たような経験はありませんか?僕も何もかも楽しい!と思える時期が確かにありました。

でもやっぱりハイペースで長距離は走れないんですよね。だんだんとペースダウンし、迷いが生じてくるのは皆さん同じじゃないかなと思います。

小松未歩の世紀末

未歩さんもひと通り楽しい時期を経験したあと、1999年後半は活動が止まっています。きっとこの時期はずっと3rd ALの制作をしていたのだと思いますが、今後の方向性をどうするか、暗中模索していたんじゃないかなと考えています。

1999年前半にリリースしたシングル3作品はランキングやセールスも前年と比べて、落ち着いています。もしかしたら、何をやっても手ごたえがないと感じていたかもしれません。

2000年に入ってもシングルとアルバムの合計3作品をリリースしていますが、やっぱり97〜98年と比べると少ないかなと感じますね。

新世紀とともに吹っ切れた?

ただその状況は一変し、迷いが吹っ切れたのか、 新世紀になると再びハイペースな活動に戻ります。2001年はシングルとアルバムの5作品をリリースし、曲のテイストも一気に変わりました。小松未歩第2章(?)の幕開けですね。その後はコンスタントにリリースをしています。

きっとこの時期はまた何をやっても楽しい時期だったはず。でもそれはデビュー当時とは違った、より大人に成長した心が感じる楽しさ。
一旦好きなものと距離を置くと、自分のやりたい事がクリアに見えてきますよね。

さいごに

僕自身も、この2年間は何をやっても上手くいかない時期だったんですけど、そんな僕を支えてくれたアーティストの1人が小松未歩さんでした。
彼女もきっと、自分と同じように悩んだ時期があったのかなぁ…と、ふと思ったことからこの記事を書いてみました。

少し長くなりましたが、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

2023.2.12

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