Rhinoceros / Grasshopperとは
Rhinocerosとは、Robert McNeel社が開発した3D CADソフトで、3D CADソフトしては比較的安価な部類に入ります。それでも14万4千円しますが、なんとか個人でも手が届く範囲でしょう。
とはいえ、個人ユースなら無料のSketchUpやFusion360があるので、価格面だけを考慮すれば、Rhinocerosには勝ち目がありません。が、RhinocerosにはGrasshopperというビジュアル・プログラミング環境がデフォルトでついています(現行のVer.6から)。
このGrasshopperがパワルフで、パラメトリック・デザインから物理シミュレーション、最適化演算、Arduinoなどを介した実世界とのインタフェースといったことまでこなします。
しかし、無料のCAD比べてユーザー数が少なく、Web上の情報が少ないのが泣き所。そんな状況を少しでも改善すべく、RhinocerosとGrasshopperに関する情報を発信していこうと思います。
Rhinoceros / Grasshopperに向いている人
ズバリ建築家の学生さんです。建築デザインにおいてパラメトリック・デザインは、重要なジャンルになっており、将来建築デザイン業界で働くことを目指す学生さんなら是非押さえておくべきです。教育版ライセンスならたったの3万6千円です。
Makersな人にもおススメです。SketchUpやFusion360に比べてRhinocerosは曲面の扱いに長けていて、インテリアやジュエリーデザインなどに向いています。また、Grasshopperで新規性のある形状を生み出すことも可能です。
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