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「yomosugara」という名前でバンド活動をしている西森です。 日々の音楽活動で…

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「yomosugara」という名前でバンド活動をしている西森です。 日々の音楽活動で感じたこととか

最近の記事

2023.11.11 『君は君を生かす』

伝えたいことがありすぎて何にも書けなくなってました。 2023年11月11日、彦根COCOZAは本当にいい夜だった。いや、いい夜なんて言葉じゃ全然足らない。たくさんの人が、何度も人生を諦めかけて、それでも死なずに、あるいは死ねずに、昨日2023年11月11日まで生き延びた。生き延びてしまった。 でも、その一人ひとりの選択が、絶対に間違っていなかったことを証明するような、そんな夜だった。 11月11日、彦根COCOZAの扉を開けると、それでも世界が続くならがリハーサルをし

    • 歌に心中、黄昏に青

      弾き語りのレコ発ライブが終わった。 本当に自分のなかで、ここまでやってきてよかったという達成感と、充足と、でもできたらもっとたくさんの人に届けたかったなという悔しさと、そういう感情がすべてフードプロセッサーにかけられて、今はひとまずポジティブな感情のペーストとして目の前に横たわっている。 昨日のライブでも話したことだけど、サンセットブルーは僕にとっては始まりの場所ともいえるライブハウスで。 僕は昔から弾き語りのライブもぼちぼちやってたんだけど、なんとなく本気になれなくっ

      • 開襟シャツは風をはらんで

        ライブをたくさんやった。4/30の岐阜に始まり、新栄、心斎橋、今池、上前津と2週間ぐらいで結構な数のライブをこなした。何か掴めたかと聞かれたら、正直そんなことはない。 こんなことは言わない方がいいんだろうが、自分の中で納得いかないライブが多かった。とても悔しい。 4/30の柳ヶ瀬antsは、TATAMIBOYのイベントだった。色んなジャンルを体感できるイベント、というタイトルの通り、僕のスラム奏法弾き語りからポエトリーリーディング、ミクスチャーロックまで本当に幅広い音楽が

        • 伝串を見限った日

          伝串を食べたい気持ちを抑えられず、新時代に行った。 のだけど、今日は期待していたほど美味しく感じられなくて、落胆した。同時に、僕はこうやっていろんなものを切り捨てながら今まで生きてきたのだろうなとやけに冷淡な気持ちが芽生えた。 新栄club rock'n'rollにライブを見に行った。じつはしばらくスタジオ練習も満足にやれていなくて、デカい音を久しぶりに聞いたから面食らった。 良いライブを見た日の帰り道って、個人的には結構最悪だったりする。 自分のライブや音楽に何が足

        2023.11.11 『君は君を生かす』

          140文字じゃ到底

          今日はyomosugaraのスタジオ練習だった。 今日の練習は20時からだった。夜にスタジオに入るのは久しぶりだ。 スタジオ練習を終えてから、新栄の中華料理屋に行った。 ライブ文化がもっと盛んだったコロナ禍前は、いつ行ってもどこかのバンドマンたちが打ち上げで乱痴気騒ぎに興じていたような店だ。 けれど、今日そこにいたのは、バンドマンではなかった。今日我々が邂逅したのは、どこかの箱でライブをしてきたであろうダンサーの集団である。 声が不必要なまでに大きく、肌が浅黒

          140文字じゃ到底

          夜もすがらもの思ふ頃

          もうずっとバンドを組まないでおこうと思っていた。夜な夜な、自分を誹る誰かの声が聞こえてきて、一人でに悲鳴をあげた。 それでも、バンド音楽が大好きだった。 じゃきじゃきと刃物のように喧しいギターの音。 楽曲の間を這い回り、ときに遊び、ときに実直に支えるベースの音。 おびただしい数の太鼓とシンバルから無限のリズムを生み出すドラムの音。 そんな3つの楽器といっしょに鳴らせば、さして上手くもなければ個性的でもない自分の歌さえ、すこしだけ上等なものに思えた。 だけど、バンド音楽

          夜もすがらもの思ふ頃

          まるで天才ミュージシャンのバーゲンセールだな

          久々にレコーディングをしてきたよ。 僕はニンゲンになりたかった。僕はニンゲンになれたのだろうか。 前回出した音源の名前は『模範解答』。 あれを出してなんだか燃え尽きてしまったぼくは、しばらく音楽やらなくてもいいや、なんてことを考えてしまっていた。 ぼくが音楽から離れているあいだにも、世の中には多くの名曲が生まれた。たぶんぼくが音楽を作らなくても、それで困る人はもういない。 すでに消費しきれないほどの娯楽が世には溢れているし、音楽はそんな数ある娯楽のなかでも優先

          まるで天才ミュージシャンのバーゲンセールだな

          音楽は弱き者の為にこそ鳴れ

          「僕はニンゲンになりたかったっていうなら、いまの君は一体何者なの?」 二年ほど前、ライブの打ち上げでそんなふうに聞かれたことがあります。 僕は、「僕はニンゲンになりたかった」というちょっと変わった名前で音楽活動をしています。 今日は、自分が何者であるのかを簡単に紹介したいと思います。 いまの時代は「なにを言うか」以上に「だれが言うか」が重要視されていると思うので、自分の音楽を聴いてもらう前に、どんな人物が作っているかを知っておいてもらいたいわけです。 「僕はニンゲンに

          音楽は弱き者の為にこそ鳴れ

          noteを始めました

          noteを始めてみました。 初めまして、西森シンタロヲです。「僕はニンゲンになりたかった」という名前で音楽活動をしています。 以前からブログを書いていたのですが、好き勝手に書きすぎて怪文書と化してきていたので新たにnoteを始めました。 こんな歌を歌っています。 このブログでは日々の音楽活動で感じたことや、好きな小説や映画、アニメ等について語る場所にしようかと考えています。 またいずれ更新します。

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