人生にはテーマソングが必要なのだ
アリー My Love が好きだった。
盛り上がる場面で挿入歌が流れる演出は定番中の定番だけども、『アリー My Love』は挿入歌という扱いではなく、実際に踊って歌う。
ミュージカル演出なドラマは今でこそ珍しくないが、当時はなかなかに衝撃をうけたし、キャリスタフロックハートのキュートさが純粋に最高だ。
あ、「かわいい」と「えろい」は同居するのだなーと当時ハイティーンの僕は心のEvernoteに刻んだものだ。諦めるな、その一見相反する自称は同時存在可能なのだと。諦めるな、と。
さて、毎日のように困ったり躓いたりしている登場人物たちなのに、何故あんなに楽しそうなのか。アリー My Love を見ていていつも思っていた。
■ テーマソングはありますか?
僕の最近のテーマソングは……
専ら黒木渚の「ふざけんな世界、ふざけろよ」だ。
この曲は実にイイ、「ちくしょうちくしょうふざけんな」のリフレインがたまらない。毒っ気のある歌詞がポップな包み紙にくるまれてる。咀嚼しやすく提供されてて実に美味しく召し上がれる。
残業が続いて帰れないときに、休憩中にタバコの煙と一緒に頭の中で流すと最高にハイって奴だぁって気分になる。ああ、俺だけちゃうなと。
しんどいん俺だけちゃうなと。
もうちょっとがんばれるのだ。
かりそめの慰めなどとは断じて違う。我慢を肯定するわけでもない。テーマソングはただ僕を鼓舞し励ます。
■ 人生にはテーマソングが必要なのだ
FMからダフトパンクや星野源が流れるだけで、体が動く、気分が上がる。
条件反射だろうがドーピングだろうがなんでもいい。
なにより面白い。
大事なミーティング、プロポーズ、バッターボックスに立たなければならな重要な局面には
ガンバスターマーチを。
夜更かしした後に来る憂鬱な朝は
ランナーズハイ!
好きな人に優しくされたら…
SUN!
やる気スイッチのオンオフは、実はそこまで難しくはない。コツは恥ずかしがらないこと。踊ること。
プロムがない国に生まれはしたけどもやはり僕たちにはダンスの素養はマストなのだ。その話はまた別の機会に。
■ 人生に、ダンスとテーマソングと切なさと心強さと
アリー My Love の主人公は幾度となく頭の中でテーマソングをならし、歌い、踊る。
もちろん、どれだけ愉快に歌い踊っても僕らが抱える問題そのものには常に無力ではある。
しかしまあ、だからこ、せめて陽気に生きていきたいし、陽気に生きることは己の心一つで可能である。イヤと言うほどアリーから学んだわけです。
どのみち僕は僕の主人公だし、端から見て滑稽だって別にいいじゃない。いいよ、別に。スラップスティックは嫌いじゃない。むしろ好きだ!
これだけは言いたい。
退勤時のテーマソングは
「Get Wild」と相場は決まっているのだ。
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