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強者や権力者を風刺するから笑えるんであって、これは笑えない

風刺とは、強者や権力者を対象にするから市民を笑顔にするんであって、弱者や弱者を守る立場の人を風刺するのは、コメディアンとしてセンスがない

たまにはフェスじゃない話。とはいえ、表現の話だけど。

この数年、やって良いことと悪いことのラインが、一気に動いたなぁという気がしています。ジェンダーの話とか、ハラスメントの話とか、ちゃんと正しい方向だと思うけど。

コンテンツ作る人は、ラインを読み間違えるとやばい。これを「表現の自由の侵害だ!」と怒る人がいると思うんだけど、そもそも「表現の自由がなんで大切なのか」まで遡ると、権力者から自分たちを守るための表現の自由の訴えであって「クリエイターが自分たちが作りたいものならなんでも作っていい」権利としてスタートしたわけじゃないんだよなぁとも思ったりする。 

原理原則としてはそうかもしんないけど、それって人類の進歩のために取るべき選択なの?みたいなことはちゃんと自問自答しないとね。

そんな中で、ロバート秋山の、それっぽい人をそれらしくいじる「クリエイターズ・ファイル」で後輩が元ネタにされているらしいことを聞いた。

この後輩は、若い女の子を守るために日夜奔走していて、たまに「目の前のことしか見えてなそうだなぁ、大丈夫かなぁ」とか勝手に心配しながら、やっていることはちゃんと正しいし、頑張ってほしいと思っている。

そんな後輩が腹をたてるのはもっともな話だ。

このコンテンツが作られたのは、2017年。そのころはギリギリラインをついた感じだったろうと思う。ただ、2019年の今は踏み越えちゃった感がある。

頑張っている人を応援する目線で作ればつくればみんなが幸せになるのに。

ということで、冒頭の言葉に戻る。

風刺とは、強者や権力者を対象にするから市民を笑顔にするんであって、弱者や弱者を守る立場の人を風刺するのは、コメディアンとしてセンスがない

後輩が抗議活動をしているので、賛同される方はぜひ。もっとみんなが幸せになれる笑いを提供してくれよ。「お笑い」ってそういうもんじゃないの?



将来的に「フェスティバルウェルビーイング」の本を書きたいと思っています。そのために、いろんなフェスに行ってみたい。いろんな音楽に触れてみたい。いろんな本を読みたい。そんな将来に向けての資金にさせていただきます。