Ord2 VisualBestPractice勉強会メモ
師匠よりOrdealは機械的に採点するから仕方ないけど、正解とされているもの以外に対するアプローチもいろいろあるという話がありました。
そういう視点で検討するディスカッションも有意義なものでしたので、メモの書き起こし程度ですが、アウトプットしてみます。
Q1.ビジュアライゼーションを作る際、まず最初に(何をするか)
何を目的としてビジュアライゼーションをするかを考える必要がある。
システム開発で言うところの要件定義。
ただ、初見のデータをビジュアライゼーションする際、質問は難しいのでは?そういう観点ではとりあえずVizを作ってみるというアプローチもアリかもしれない。
Q2.ヒトにとってもっともわかりやすいPreattentive Attributesは次のうちのどれか?
Preattentive Attributes→考える前に反応する要素
棒グラフで終端を位置と考えることもできるし、長さでサイズを示す場合もあるので、ケースバイケースではある。
定説に対しても最近は否定的な意見も見られる。決めつけはせず、用途に応じて使い分けが重要。
縦書きの日本語の新聞などはPreattentiveが適用されないかも。
Q3.分類的な名義と相性の良いPreattentive Attributesは?
分類の際は、順序や連続性を示すものではなく、ひと目で識別できる要素。
Q4.経時的な変化を見るのに適切なのは?
円グラフは適切ではないと言われているけど、ドーナツチャートだったら2つの経時的な変化も表現できなくもないでは?
Q5.比較とランク付けを見るのに適切なのは?
比較では(Tableauにはないけど)レーダーチャートを重ねるのもアリ
Q7.比較値を示すのに効果的なグラフ形式は?
リファレンスラインを使えば比較もできる。
Q8.円グラフの不利な点は?
安易に使いすぎるのはよくないけど、使い方次第。狭いスペースで要素が少なければ有効。Tableau界隈ではアンチ円グラフの様相を呈しているけど、多くの人に馴染みがあって受け入れられやすいというのはメリット。
Q11.ダッシュボードに配置するシート数は一般的にいくつに収めるのがよいか?
ワークブックオプティマイザーを使ってみよう。
実務上はここで正解とされている数値で収まることは少ない。
Q12.ツールヒントはどうするとより効果的に活用できるか?
Vizを作って安心してしまいがちだけど、ここを調整することでVizのクオリティがぐっと上がる。
師匠自身も人からの伝聞らしいですが、Tableauの公式研修では認知負荷を下げるための演習を徹底的にやるとのことでしたので、この領域はTableauとしても重要視している要素だと思います。また、認知負荷を下げること自体はTableauに限らず、あらゆる資料作成に有効だと思いますので、今後も意識して取り組んでいきたいです。
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