機能性表示で学んだこと

 私は先日行われた「6次化商品に新たな価値をプラス~機能性表示とアップサイクル~」という講話を聞きました。「6次化商品の付加価値」「食品のもつ機能」「食品のルール」「食料資源の利活用」の4つの内容でした。

 まず一つ目です。「付加価値」は安全性とおいしさに自信のあるものはすでにあるそうです。もちろんこれだけではなく、生産者産地・希少性・ストーリー性など他にもあります。「地域の特産品を加工すれば売れる?」と思われますが、地域特産を普通に加工して販売するのは古いそうです。

 次に二つ目です。「栄養機能」「感覚機能」「生体調整機能」があり、エネルギー源・食品のおいしさ・生体防御などが挙げられます。そして、食品成分に認められる保健機能成分があるのですが、たくさんあって一つのスレンダーに収めることが難しいそうです。そのくらいたくさんあるのだな~と実感しました。

そして三つ目です。健康食品にかかわる制度というものがあり、保健機能食品は機能性表示が可能だそうです。そして特定保健用食品と機能性表示食品を比較したところ共通点や相違点があります。まず共通していることは、「健康に良い効果の表示ができること」と「国に対する手続きが必要なこと」ということです。相違点は「科学的根拠の公開」がされていることと義務はないこと、それから「国による審査」のあり・なし、というところです。

 最後に四つ目です。アップサイクルは、大手企業よりも食料生産現場の方が先行しているそうです。以前から実質的にアップサイクルに取り組んできた地域・企業にとっても、既存の製品を「アップサイクル」という文脈に自社や商品を位置付けることで、マーケットをつかんでいく機会ともなるそうです。

私は将来「食」に関係する職業に就きたいと考えています。だから、今回の講話はとても良いものでした。私も頑張っていきたいです。

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