探究の授業で私が感じたこと

 木曜日の探究の授業で学んだ、ジェンダーについて改めて考えた。

 まず、皆さんは「ジェンダー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。ジェンダーとは、生物学的な性別に対して、社会的・文化的につくられる性別のことを指す。つまり、世の中の男性と女性の役割の違いによって生れる性別のことである。僕はこの授業を受けるまで「ジェンダー」という言葉を詳しく知らないまま生活していた。というか、知ろうともしなかった。よくニュースで男女差別などの報道を見ていたが、「私には関係ない」と思っていた。だが今回の探究の授業を受けてから、今までの自分の考えが変わった。世の中には、同性愛者や性同一性障害など普通の人とは違う心を持った人たちが存在する。我々とは違う心を持っていたとしても、その人たちも我々と同じ「一人の人間」なのである。何をしようと、何を考えて生きていくのも自由なのだ。

 だが、国によって同性愛などが認められていない国がある。日本がその国の一つである。グローバル化が求められているこの世の中で日本も対応していかなければならないのに、議論が進んでいない。その中で我々が国民の一人として、意識を変えていかないといけないと思う。今の社会では、男女共同参画社会の考え方が大切になってきている。男女共同参画社会とは、男女が対等な構成員として、自らの意思によって社会の多様化を重視する考えのことを言う。そして、この男女共同参画社会では、「平等」ではなく「公正」という考え方が必要になっている。

 これらのことによって、僕は「ジェンダー」に対して男女共同参画社会の考え方を大切にして、どのような相手でも受け入れられるようにして、これからも生きていきたいと思う。

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