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人生を「濃く」するために

 僕たち進学探究コースは、9月15日に「明日わたしは柿の木にのぼる」というブランドを作った会社の社長である、小林味愛さんの講演を聞いた。
 この「明日わたしは柿の木にのぼる」というのは、柿の皮から作られた国産のデリケートゾーンブランドのことであり、働くこと、休むこと、遊ぶこと、⾷べること、暮らすこと、⽣きること、どんな時も、うえを向いて意思をもって⾃分らしい選択をしていたい、そのような女性のライフスタイルそのものを、「明日わたしは柿の木にのぼる」という名前にこめているらしい。
 そして、小林さんの講演を聞いていて特に心に響いた言葉が、「人生の長さは決められないが、濃さは自分で決められる」という言葉である。僕はこの言葉を聞いて人生の在り方について考えさせられた。今までの16年間というまだ短い期間の間だが、たくさんのことを経験してきた。例えば、僕は小学生の頃にソフトボールを習い事でやってきた。そして、中学生になってから野球に興味があったため、野球部に入った。しかし、思った通りにあまり上達しなかったため、高校生になってから野球の道を諦めて、高校のラグビー部の先生から勧誘され体験入部でどんな雰囲気の部活なのか見たところ、とても楽しい部活だと思いラグビー部に入部した。ラグビーは完全に初めてやるスポーツで、最初はルールもあまり知らなくどのように動けばいいのか全く分からなかったが、今ではそのことを理解してとてもやりがいのある高校での生活を送っている。このように人生には自分では知らないところで様々な選択肢が発生している。どの選択肢を選べば、自分の人生はどの分岐ルートを辿っていきどのような結果が待っているのか、どんな些細な選択肢でもこれから先の人生の濃さが変わるのだと感じた。

 今回の講演を聞いて、これから先は自分が勢いで選んだ選択肢を辿っていくのではなく、自分が本気でやりたいと思った選択をして、これからの人生を「濃く」していきたい。

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