見出し画像

生きづらさとは

 9月22日の探究の時間で、僕たちはソーシャルワーカーの鴻巣麻里香さんの講演を聞いた。
 ソーシャルワーカーというのは、簡単にいうと人助けをする仕事のことである。麻里香さんの仕事についての話を聞く前に、最初に「生きづらさ」についての話を聞いた。生きづらさというのは、お金の問題や暴力、差別などといった構造的な問題で生きていくことがつらい状態のことをいう。
 そして、ソーシャルワーカーの仕事で1つ例をあげると、暴力の被害が出たとする。すると、医者は被害者の手当て、裁判官は加害者に罰を与える。その時に、ソーシャルワーカーはその被害者に避難できる場所を用意してくれたり、寄り添ったりするという仕事をしている。麻里香さんも、実際に「KAKECOMI」という企業を立てており、子ども食堂、シェアハウス、相談室の3つを運営している。そしてこの企業はセーフティシェアハウス2棟5部屋、さらに家賃を無料で提供しており、18歳と19歳の法律で守ってもらえない人を対象に貸しているとのこと。近年はコロナウイルスの影響で、自粛期間の間生活が苦しいという理由などで利用者も大きく増えたらしい。

 話を戻して次に、生きづらさが自己責任に見える理由としては、逆環体験とトラウマが原因だと聞いた。なぜこの2つが自己責任に見えるのかというと、トラウマが「困っているひとを」「困った人」にする、孤立して声があげられなくなってしまうなど、様々な理由があり「トラウマ」が言葉がを奪い構造の問題が温存されてしまうからである。
 そこで、今僕たちにできることは一体何だろうか?それは、一旦「社会(世の中)のせい」にしてみることや「おかしい」「苦しい」ことから離れる、「気にしなくて済むこと」を探す、選挙に行くなどのようなことをして「本当の自分」と向き合い社会の一員としてどう変えるかを考えてみるといいと聞いた。

 最後に麻里香さんからいただいたアドバイスを参考にして、これから辛いことがあったら世の中のせいにしてみようと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?