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ゴミ問題と私たち

 皆さんはゴミ問題について深く考えてみたことはありますか。海岸にあふれるゴミの山、道端に捨てられているプラスチックの容器。私たちの身近なところにこの問題が起こっているのです。私が実際に体験したエピソードを2つ紹介します。

 1つ目は、高校1年の春、クラスメイトと先生と一緒に高校周辺のゴミ拾いを行いました。私の通っている高校がある伊達市は治安もよく、空気もおいしいので、ゴミはあまりないのではないかと思っていました。しかし、いざやってみると、行く先行く先にゴミがたくさん落ちていました。ゴミ拾いを終え、クラスメイト達と集めたゴミの確認をしていると驚くことに全員のゴミ袋がゴミでパンパンになっていました。残念ながら、こんな静かで温かい市でも、ポイ捨てをする人がいるのだなぁと寂しい気持ちになりました。

 2つ目は、小学3年生の夏頃、ボランティアで海のクリーン活動を行いました。私は海といえばとてもきれいなイメージがあったのでわざわざ掃除する意味なんてあるのかなと不思議でたまりませんでした。しかし、いざ眺めてみると、その光景はまるでゴミ処理場でした。あちこちにゴミが落ちていていたのです。その多さは、2時間ゴミ拾いをしても景色が全く変わらないほどでした。この2つの経験は私がごみ問題について考えるきっかけでもありました。

 また、ゴミ問題は、自然破壊や動植物の絶命の深刻化を引き起こすだけでなく、私たち人間にも害があります。例えば、プラスチック破片を取り込んだ魚を人間が捕食すると呼吸困難になってしまうこと。また、焼却炉でゴミを燃やした際に温室効果ガスである二酸化炭素が発生することによって、地球温暖化が進んでしまうことなどが挙げられます。このような問題を引き起こしているのは、結局ゴミをポイ捨てしている私たち「人間」です。元の豊かな自然、生物、健康を取り戻すには、私たちが何か行動を起こさなければならないのです。

 これらのことから私は、3R(リデュース・リユース・リサイクル)運動をもとに私たち高校生でも出来ることを考えました.1つ目、リデュースについては「マイバックを持参する」こと。2つ目、リユースについては「使い終わった時にはリユース回収に出す」こと。3つ目リサイクルについては「分別回収に協力する」ことと、「リサイクル製品を積極的に利用する」することです。また、これらのことを頭に入れ実行するとともに、呼びかけ活動も行い少しでもゴミを削減するために努力したいです。皆さんもこれからの未来を創るために、今できることを考えて実行しましょう。



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