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社会の一員としてできること

 今日7月22日、私たちはソーシャルワーカーである鴻巣麻里香さんにお話を伺いました。鴻巣さんの仕事である「ソーシャルワーカー」とは人助けをする専門家のようなもので、主に病院や役所などで働いているそうです。
 そして私たちは仕事の実際の話をお聞きする前に『生きづらさ』について考えました。生きづらさとは構造的な問題とイコールな関係で、構造的な問題とは、お金や暴力・差別・病気などの私たちがどうしようもできない問題のことを指します。また、構造とは【当たり前のように思っている絵の枠組み】のようなもので格差や仰圧と考えてみてください。そしてそれらが交差・重複してインターセクショナリティー⇒交差性になるのです。
 そしてここからが本題です。ソーシャルワーカーとは1つ例を挙げると暴力の被害が出たとします。すると医者は被害者の傷の手当、裁判官は加害者の罰を決めたりします。そこでソーシャルワーカーは何をするかというと非難できる家を用意したり、適切な判断をしながら被害者に寄り添ったりという仕事をしているのです。実際に鴻巣さんは自ら「KAKECOMI」という企業を設立して①まかない子ども食堂、②シェアハウス、③ソーシャルワーク相談室のこの3つを運営しています。そしてこの企業のモットーは「ある」を当たり前にする、ことだそうです。セーフティシェアハウスは2棟5部屋(最大5世帯8名可)そして家賃も無料で貸してくれるそうで対象者は18歳から19歳の法律でも守ってくれない人を中心に貸しているそうです。また相談所では2019年から2020年にかけてコロナの影響もあり利用者が膨大に増えたと語っていました。
 少し話は戻るのですが、結局生きづらさ=自己責任?なのかについても話し合い、「トラウマ」が大切なキーワードになってきます。トラウマなとても厄介なもので、心の傷なのです。そして困っている人を困った人にしてしまうこともあります。要は「トラウマ」が言葉を奪い、構造の問題が温存しているわけです。
 最後に鴻巣さんからメッセージをいただきました。それは①いったん世の中のせいにしてみる、②「おかしい」「苦しい」の原因から離れて元の自分の軸に修正してみること、③「気にしなくて済むこと」を探してみてそれを見つける。④選挙に行くの4つです。私はこの4つを胸に刻みながら、「社会の一員としてどう考えるべき」か探究していきたいです。

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