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人生を「濃く」するために

 私たちは9月15日の探究の時間に小林味愛さんのお話をお聞きしました。小林さんは、株式会社「陽と人」代表取締役で有名な商品としては「明日私は柿の木にのぼる」という体に優しいソープを開発しています。
 昔、経済産業省で働いていた小林さんは、休日も関係なく勉強していたり上司の指示に期待以上のアウトプットをするために風邪をひいても、熱が上がっても仕事に専念していました。しかしそれ故に「誰かのやくに立ちたい」という初心を忘れてしまい、出世競争を優先させてしまったと話していました。
 また、社会人5年目になたところで今度は日本総合研究所に転職しました。しかしそこでも苦難はあったそうで、社内の価値観のっギャップに苦しんだと話しておりました。具体的に、日本総合研究所は社会性が高く稼ぐ(数字)のみを求めていたそうで、小林さんは1人の人として耐え切れなくなってしまいます。そこで1人でも多くの笑顔が見れる仕事をしたいという強い意識から、国見町に来て会社を設立し研究をしました。
 続いては実際に小林さんが行った商品開発〔私は明日柿の木にのぼる〕についてです。2017年に主に3つのことを考えて会社を設立しています。1つ目は、計画主義ではなく学習主義だということ。2つ目は、競合しない(ポジショニング)という考え方を持つこと。そして3つ目はステークホルダーを重視することの3つです。ステークホルダーとは利害関係者のことを指し、利益を独占するのではなくそれにかかわった周りの関係者たちにもその利益は与えられることです。そして小林さんはあんぽ柿をつくる際に余る皮の部分からこの化粧品を作りました。私はこのもったいないという思いから実際に実行に移したと聞いてとても驚きました。
 私は最後に小林さんに「なぜ明日私は柿の木にのぼる」という題名をつけたのか聞いてみたところ、明日には忙しく大変な女性に明日でもいいんだよと背中を押して、のぼるという言いきりの形にしているのにも意味があるそうです。
 今回小林さんのお話を聞いて、自分で会社を設立した人は初めて会ったのですごく面白い話がたくさん聞けました。今日聞いたことを改めてこれからの進路について考える素材の1つとしてとらえたいです。そしてもし今後小林さんに会う機会がありましたら今の福島の課題について考えて、その時できる最大限のことをして、福島に貢献したいです。頑張りたいです。

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