Google I/O 2024: GenAI on Androidの重要ポイント

Google I/O 2023で発表されたAndroid向けのジェネレーティブAI(GenAI)に関する重要なポイントについて

1. Google AI StudioとGeminiモデル

Google AI Studioを使用すると、最新のGeminiモデル(1.5 Proおよび1.5 Flash)を利用してプロンプトの設計や構築が可能です。これらのモデルは、Gemini APIを通じて100万トークンのコンテキストウィンドウをサポートしています。また、Gemini 1.5 Proは待機リストを通じて200万トークンのコンテキストウィンドウを提供しています。さらに、Google AI SDKおよびVertex AI for Firebase SDK(現在パブリックプレビュー中)と統合することで、実験やプロダクション環境での使用が可能です。

2. Gemini Nanoとマルチモーダル機能

Gemini Nanoは、オンデバイスでのGenAIに推奨されるモデルであり、今年後半にはマルチモーダル機能を搭載する予定です。最初はPixelで提供され、AICoreというシステムサービスを通じて、アプリが独自のモデルを維持することなくデバイス上で推論を実行できます。現在、Messages、Recorder、Patreon、Grammarly、AdobeなどのアプリがGemini Nanoを活用または実験しています。特にAdobeは、オンデバイスとサーバーベースのGenAIを組み合わせ、AcrobatでAIアシスタントを利用したワンクリック要約やドキュメント操作を実現しようとしています。

3. GeminiとAndroid Studio

Geminiは、Android Studio内でAIを活用したコーディングコンパニオンとして提供され、200以上の国と地域で利用可能です。Android Studio Koalaプレビューには、コードサジェストやApp Quality Insightsといった新機能が含まれています。今年後半には、Gemini 1.5 Proがマルチモーダル入力をサポートし、Android Studio内でワイヤーフレームスケッチから完全なCompose UIを構築できるようになります。



出典: 元動画

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