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すべての心にラブハート 真摯な紳士 ピーター・ドラッカー教授【非営利組織の経営】につい…

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すべての心にラブハート 真摯な紳士 ピーター・ドラッカー教授【非営利組織の経営】について語ります。

最近の記事

非営利組織の経営 vol.14

第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第4章 リーダーの責任 マックス・ドプリーとの対話 pp.42 9行め 「リーダーは人のおかげでその地位にあるのです。」 pp.45 4行めにあるように、リーダーの唯一といってもよい定義とは、フォロワーがいることである。 pp.42 17行め 「それぞれの強みが大きな成果を生むところに配置しなければならない。」 仕事に人をあてがうのでは大きな成果を生むことはできない。 pp.46 4行め 「働く人たちは、そこにしか働く場所がないわけで

    • 非営利組織の経営 vol.13

      第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第3章 目標の設定 ヘッセルバインとの対話 pp.35 6行め 「そこで出かけていってニーズを調べた。」 現場を知らなければニーズはわからない。ニーズの変化は会議室で起きているのではない。現場で起きている。 pp.35 12行め 「デイジースカウトに関心をもつ協議会を見つけ一緒に働くことにした。関心を示さない協議会のことはあまり気にしないことにした。」 必要なものを必要としている人達に届けなければならない。また新しいことを始めるには、小

      • 非営利組織の経営 vol.12

        第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第2章 イノベーションとリーダーシップ 第7節 リーダーがしてはならないこと pp.30 13行め 「最後に、非営利組織のリーダーがしてはならないことがある。あまりに多くのリーダーが、自分のしていることとその理由は、誰にも明らかなはずだと思っている。そのようなことはない。多くのリーダーが自分のいったことは誰もが理解したと思う。しかし誰も理解などしていない。 したがって、決定する前には人と相談しなければならない。議論したり参画させたりしな

        • 非営利組織の経営 vol.11

          第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第2章 イノベーションとリーダーシップ 第6節 バランスをとる pp.28 5行め 「逆に現場の仕事の虜になっても過ちを生む。むしろこちらのほうが直すのに手間がかかる。非営利組織のリーダーの場合、他の組織や団体のために働くことによって、そのような事態を回避することができる。」 現場がたいへんなことを理解するのは良いが、全体をみることが必要である。 pp.9行め 「自分の組織に起こる問題を別の視点から見る機会をつくっている。」 いろいろな

        非営利組織の経営 vol.14

          非営利組織の経営 vol.10

          【非営利組織の経営】 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第2章 イノベーションとリーダーシップ 第5節 リーダーは自らをつくりあげる pp.24 8行め 「人を組織にひきつけるものは高い基準である。」 このあとには「高い基準だけが誇りをもたらす。人はもともと貢献することを好む。」と続いている。高い基準を目標とし、それを達成することによって、誇りを持ち成長することができる。これは「真摯さ」に繋がることでもある。 pp.24 10行め 「勉強している学校では勉強することを期

          非営利組織の経営 vol.10

          非営利組織の経営 vol.9

          不定期連載9回めです。 【非営利組織の経営】 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第2章 イノベーションとリーダーシップ 第4節 リーダーの役割 pp.20 4行め 「誰にも果たす役割というものがある。」 リーダーも役割であり、カリスマなどとは違う。そして、成果をあげるためのリーダーの役割が次の3つと適合する必要がある。 ①リーダー自身と適合しなければならない ②なされるべき課題と適合しなければならない ③寄せられる期待と適合しなければならない pp.20 14行め 「リ

          非営利組織の経営 vol.9

          非営利組織の経営 vol.8

          不定期連載8回めです。 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第2章イノベーションとリーダーシップ 第3節リーダーを見つける pp.17 12行め 「組織のリーダーを選ぶには何を見なければならないか。」 ①その人が何をしてきたか、何がその人の強みかを見る。 ②組織が置かれている状況を見て、組織のために行うべき重要なことは何かを考える。 ③真摯さを見る。 これらの条件、特に②にかかわることだが、リーダーを選ぶのはその組織がどういう状況にあるかを把握しておくことが重要である。

          非営利組織の経営 vol.8

          非営利組織の経営 vol.7

          不定期連載7回めです。 【非営利組織の経営】 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第2章 イノベーションとリーダーシップ 第2節 イノベーションを成功させるために pp.13 4行め 「得るべき教訓は、待っていてはならないということである。」 変化を機会と捉え、変化の中に身を置く必要があるということである。 pp.13 9行め 日常の活動を強化しつつ、イノベーションのための意思決定と行動を容易にするための手段 ①機会が見えるようにしなければならない ②保険のかけすぎ、守り

          非営利組織の経営 vol.7

          非営利組織の経営 vol.6

          不定期連載 6回めです。 【非営利組織の経営】 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第2章 イノベーションとリーダーシップ 第1節 変化は機会 pp.9 7行め 「リーダーにとって、最も重要な仕事は、危機の到来を予期することである。回避するためでなく備えるためである。」 危機の到来は機会の到来である。待つのではなく、先手を打たなければならない。百戦錬磨の組織やチームをつくっておかなければならない。信頼されるリーダーとなっておかなければならない。 pp.10 2行め 「万事

          非営利組織の経営 vol.6

          非営利組織の経営 vol.5

          不定期連載、ひっそりと5回めです。 もうちょっとおさらいです。 【非営利組織の経営】 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第1章 ミッション 第3節 ミッションの三本柱 三本柱 ①機会すなわちニーズを知らなければならない ②自らの手にする人的資源、資金、そして何よりも能力によって世の中を変え、自ら基準となりうるものは何かを考えなければならない ③何を大事に思うかを考えねばならない 問うべきこと ①´機会は何か、ニーズは何か ②´それはわれわれ向きの機会か ③´心底価値を

          非営利組織の経営 vol.5

          非営利組織の経営 vol.4

          不定期連載 4回めです。不定期とはいえ、1ヶ月もあいてしまいました。 なので、ちょっとおさらいなど。 【非営利組織の経営】 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第1章 ミッション 第2節 ミッションの具体化 pp.5 8行め 「あらゆる非営利組織が、活動の点検、改訂、廃棄を体系化しておかなければならない。」 この節の最初に、「次の仕事はミッションの具体化である。」と述べている。 組織のミッションは永遠であっても、目標は変化していく。変化に気づくためには、フィードバッ

          非営利組織の経営 vol.4

          非営利組織の経営 vol.3

          不定期連載、ひっそりと3回めです。 【非営利組織の経営】 第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ 第1章 ミッション 第1節 ミッションは行動本位 pp.3 15行め 「私の知っている病院の多くが、「われわれのミッションは健康の維持である」という。これはミッションとしては間違いである。病院は健康は扱わない。病気を扱う。」 常識とされているもの、前提となっているものが、正しいか、現状にあっているか、改めて考える必要がある。ミッションが的外れでは、どんな行動をしたとしても成果はあ

          非営利組織の経営 vol.3

          非営利組織の経営 vol.2

          不定期連載、ひっそりと2回めです。 【非営利組織の経営】 まえがき pp.Ⅷ 6行め 「企業は、顧客が買い、払い、顧客のニーズが満たされたとき役割を果たす。政府は、自らの政策が意図した成果をもたらしたとき役割を果たす。非営利組織は、人を変えたとき役割を果たす。非営利組織が生み出すものは、治癒した患者、学ぶ生徒、自立した成人、すなわち変革された人の人生である。」 非営利組織は、人を変えたときに役割を果たす。 われわれは、これに近い言葉を見たことがある。 「プロフェッショナ

          非営利組織の経営 vol.2

          非営利組織の経営 vol.1

          不定期連載 ひっそりと始めます。 【非営利組織の経営】 ピーター・ドラッカー教授の「非営利組織の経営」について語ります。 「非営利組織の経営―原理と実践」は、日本では1991年に発行されました。 現在では、ドラッカー名著集4「非営利組織の経営」として新版が発行されています。 この著書も「経営者の条件」同様、タイトルから誤解されることが多いようです。 と言ってる私もこの本との出会いは誤解からでした。 学生時代、公務員試験の勉強をしていた頃、読んでみようと思ったのがきっ

          非営利組織の経営 vol.1