CS準々決勝 簡易プレビュー


宇都宮ブレックスvs.サンロッカーズ渋谷

レギュラーシーズン最高勝率になった宇都宮優位の構図は揺るがないでしょう。今季の各ポジションで総合力の高さを発揮しました。渋谷の強みである強力外国籍トリオにも対抗できるメンバーは揃っていると思います。個人的には宇都宮の唯一の弱みはガード陣であると思うのですが、ガードがゲームを作れなくても何とかなってしまう個人能力の高さを持ってますから、勝ち上がりに影響するほどではないかなと思います。

渋谷からすると1つ勝つのが大変なブレアリで2つ勝たなければならないというのは大変なミッションだなと思います。外国籍トリオがその能力を発揮すると言うのは最低条件であって、ベンドラメプラスワンないと勝ち上がりは厳しいかなと思います。渋谷のベースである守備がここ最近崩れているのが非常に気がかりで、中3日で迎える初戦までに伊佐ヘッドコーチがどう立て直すのかというところにも注目したいと思います。

注目はLJピークとそのマークマン。2-0で宇都宮と予想

琉球ゴールデンキングスvs.富山グラウジーズ

CS準々決勝、個人的には最注目のカードです。ポイントはとにかくゴール下です。クーリーをどう止めるか、マブンガとスミスをどう止めるか、これに尽きると思います。ペイントを制す者が、このカードを制す、という勢いです。
とはいえ、バックコート陣にも目が離せないですね。並里、岸本、今村、宇都、前田、岡田と双方タレントは豊富。かつ、「シリーズ男」になりえる選手も多くいます。

正直、クーリーがペイントに君臨する絵も、マブンガが掻き回す絵も岸本・岡田がタフショットを連発する絵も浮かびます。
沖縄アリーナで琉球が勝ってないことはあまり気にしなくていいかなと思いますが、シーズン終盤に失点が多かったのは気になります。富山も終盤は怪我人が多かったので、その回復具合にも注目です。

マッチアップするかも?な今村と岡田に注目。2-1で富山


千葉ジェッツvs.シーホース三河

ともにコロナ休み明け3連敗があったチーム同士の対戦ですが、その後、千葉は9連勝、三河は4連勝を作っており、コンディション面は問題ないかと思います。
やはり千葉優位ではあると思いますが、大きなポイントはやはり三河の外だと思います。外が入るか入らないかによって三河の得点の伸びは大きく変わってきます。コリンズワースや川村、佐藤卓磨などポジションのわりに高さがある選手がともにいるので、どうマッチアップするのかにも注目ですし、きみかずさんの秘策がありそうな気もしています。

もう一つの経験豊富なベテランが多い三河ですが
、長野、熊谷、高橋、シェーファーと初めてCSを戦う若手選手も多くいます。そういった選手がCSという舞台に臆することなく躍動することができれば、三河のアップセットの可能性もより高まるかなと思います。

注目は佐藤卓磨と川村。2-0で千葉

大阪エヴェッサvs.川崎ブレイブサンダース

宇都宮にも千葉にも勝つポテンシャルを持ちながら、広島にも北海道にも負ける脆さを持つ今季の大阪ガチャ。今季対戦した19チーム中、17チームから勝利を挙げましたが、全敗を喫した数少ないチームが川崎です。
ポテンシャルがある若手選手を中心に戦い見事CS進出を果たしましたが、彼らがホームコートでいつも通りに戦えるかがポイントだと思います。無観客である分、試合の重みからくる緊張感はいつも以上だと思いますが、はつらつとプレーできるかが重要です。アウェイ開催だとおそらく帯同できなかった天日さんがいる強みも生かしたいところです。

川崎はいま一番強いチームであると思います。ビッグラインナップの完成度は高まっており、ガード陣も充実。正直隙はないかと思っています。経験豊富な選手も多く、杞憂に終わりそうですが、中13日での試合となり試合勘には一抹の不安はあります。

注目は角野と青木。2-0で川崎

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