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今月の社長コラム(2024年6月)

 今年の梅雨入りは遅れているようです。去年の夏は雨が少なく、農作物も不作でした。今年はどうなるのでしょうか。冷たい料理と言えば、そうめん、ざるそば、ざるうどん、冷やし中華に冷ややっこでしょうか。冷たいお茶漬けも美味しいですね。薬味はねぎ、大葉、みょうが、刻みのり、しょうが、わさび、からし等、食欲をそそるものが良いですね。近所にマフィンとかき氷をメイン
にしたカフェがあります。一時期、人が入らず大変そうでしたが、今はにぎわっています。そこのかき氷は大もりで、色とりどりです。冬でも人気があるようです。料理は季節によって嗜好が変わりますが、デザート系は関係ないようです。コンビニのアイスは冬でもよく売れていますね。冷房で体が冷えている時は、辛いカレーや辛い麻婆豆腐を食べて、汗をかいた方が良いかもしれません。まだこの季節は暑さに体が慣れていません。冷たいものを食べ過ぎないようにご注意ください。〈櫻井 晴信〉

オススメ《書籍紹介》
【答えを探す力】


脳を創る読書

 紙の本が売れない時代になりました。本屋さんもつぶれています。インターネットに繋がれば、無料で情報が手に入るようになったからです。本、漫画、新聞、雑誌もデジタル化し、スマホ1台あれば無料で、安価で、すき間時間に読むことができます。便利になりました。さらに買い物も出来るし、友達も出来るし、仕事も出来るし、エンタメも見放題。居ながらにできるわけですから、有能な召使いを侍らせているようなものです。
 では、紙の本はなくなってしまうのでしょうか。著者はNO と言います。その理由は、電子書籍にもデメリットがあるからです。それは、気づいたところに線を引いたり、ページの角を折ったり、すき間に思いついたことを書いたりできないからです。感じたことを手を使って書くと、脳が活性化し、記憶しやすくなります。それは、インプットした活字情報を、頭の中で再構築してアウトプットするからです。その間、様々な試行錯誤が行われます。この作業が記憶を深めるのです。また、電子書籍には紙の手触りや、本の厚さや重さや体裁、活字の種類や大きさからくる情報がありません。更に、直接関係はないのですが、ネットに依存すると検索機能を頻繁に使うようになります。すると、頭で考えるよりも簡単に答えがわかるので、わかったつもりになってしまいます。しかし、思考力や想像力が身に付いたわけではないので、同じような問題が起きた時、応用が利
きません。
 本の優れた点は、ラジオやテレビと違って、活字という少ない情報で筆者の意向を読み解くため、想像力や共感力が身に付きます。これは人間同士のコミュニケーションにも大きく役立ちます。所作や言動を通して相手が何を考えているかわかると、適切な対応ができ、信頼関係も深まります。
 囲碁や将棋を習う時、過去の名勝負の「棋譜」をパソコンの画面で再現することもできますが、必ず盤上に石や駒を一手一手、手で動かして再現するそうです。そうやって五感を通して体験することによって、名人たちの思考方法が脳に刻まれていきます。
 子供の頃からスマホやパソコンで活字を打てるようになることも良いのですが、小さい時は徹底して、手で文字を書くことが重要です。思考は文字化することによって脳に定着します。そして、自分が覚えた文字を活用することによって、更に思考が深まり、創造力が発揮されるのです。