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【アニマルヒストリー vol.19 オーストラリアの旅】

vol.19 オーストラリアの旅

【8月に格闘技ジム作ります】

トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。

3年間いたチームが活動を終了した。
その時、デニスというオーストラリアの選手のことを思い出した。彼は大学時代、国士舘大学にレスリング留学していた。一緒に練習に行った際に知り合った。

卒業後、彼もMMA選手として活動していた為、オーストラリアで練習させてくれとお願いした。彼もレスリングができる選手と練習したいという事で、話はまとまりすぐにオーストラリアに行った。

練習は主にボクシングの練習をした。体重は同じくらいだが身長が195cmくらいある選手とばかり練習した。真っ直ぐしか攻めれない自分はとにかく殴られた。これはディフェンスを磨かないとどうしようもないな。と気付かされた。

いい練習も出来たのだが、それ以上にデニスやその周りの人たちの人柄に感謝し、感動した。

オーストラリアではデニスの家にホームステイをしていた。彼の実家ということもあり、色々遠慮していたのが伝わってしまったのか、「ここは日本じゃないよ。必要なことがあったらなんでも言ってね。我慢しなくていいよ」と言われた。
久しぶりに会った自分にここまでしてくれるか?というほど親切だった。

またデニスの師匠のアンソニー・ペロシュという選手とも練習させてもらった。彼はムンジアル(柔術世界選手権)で2度銅メダルを獲得していて、UFCファイターでもあった。
練習後には、彼の家で夕食をご馳走してもらった。それだけでなく練習着を洗濯して翌日道場に持ってきてくれた。

そんなことがあるのかと驚いた。強い上に親切。チームを失い、行き場をなくして迷っていた私にとって、自分がどうあるべきかを決める大きな経験となった。

その時、自分は必ず強くなり、そして頑張っている人には自分のできることをしてあげられる人間になろうと決意した。

デニスとは今でも交流が続き、移住したアメリカにも行かせてもらい、彼が日本に来た時は自分にできることはやらせてもらっている。過ごす時間は少ないが大切な友人のひとりだ。

この旅でとても前向きになり、気持ちを新たに頑張ろうと思えた。
そして、このあと日本に戻りパンクラスのチャンピオンに向かって駆け上がる!

『次回、チャンピオンに向かって』


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