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【アニマルヒストリー vol.15 パンクラスゲート】

【8月に格闘技ジム作ります】

トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。

練習の日々を続け、少し形になってきた頃、パンクラスゲートに出るように、チームリーダーから指示があった。

アマチュアの試合だったがヘッドギアはなく実戦とほぼ変わらないルールだったと記憶している。

試合前夜。翌日の試合を前に風呂場で明日はどんな気分でシャワー浴びてんのかな?と思いながら、緊張と興奮の両方を感じていた。

いよいよ当日。相手は188cmのアメリカ人。階級はライトヘビー級(93kg)だ。大森のゴールドジムで行われ、演出などもなく試合が来るのを淡々とリング横のマットスペースで待った。

試合前は細かいことを考えないで全力でぶつかる事だけ意識した。作戦は倒してぶん殴るだった。

相手は自分より15cmも背が高く、向かい合った時は見上げる程だった。
それでもひるむ事なく、この顔に一発叩き込んでやると荒ぶっていた。

試合が始まった。開始早々コーナーを飛び出し、相手に襲いかかった。真っ直ぐいって左フック。そこから身体ごと相手にぶつけてテイクダウン。

馬乗りになってパウンドを落とし続けた。レフェリーが止めた。35秒TKO勝ち。あっという間に勝負は終わった。
一瞬一瞬を細切れのように覚えているが、気づいたら終わっていたという感じだった。

リングを降りた時、35秒しか動いてないのに身体中がパンパンに張っていたのを覚えている。35秒で自分の全てを出し切った。そして初勝利。
ガムシャラにやってきたことが少し報われた瞬間だった。


『次回、プロデビュー』

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