【アニマルヒストリー vol.21 チャンピオンシップ】
【8月に格闘技ジム作ります】
トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。
当時はミドル(84kg)級で活動していた。タックルに加えて右のパンチで勝利を重ね、パンクラス初戦から3年かけて5連勝した。
そしてパンクラスのベルトに挑戦することができた。相手は川村亮選手。
チャンピオンシップに向けた練習はハードだった。岡見さんや福田さん、長谷川さんらと激しいスパーリングを繰り返した。
練習の最中に試合の1ヶ月前に瞼をカットし、練習が10日ほど出来なかった。
やってしまった事は仕方ない。
コンディションやスタミナトレーニングをして試合に備えた。無事試合には間に合い、計量をパスして戦いの舞台に上がった。
試合には多くの人が応援に集まり異様な熱気に包まれていた。
金網に入ると川村さんがベルトを掲げ、お互いにらみ合った。この時、いつでも撃ち合ってやるという覚悟を決めた。
試合が始まって前に出る。踏み込んだパンチが当たった。ダウンしたところを畳み掛けたが仕留めきれなかった。
追っていったところで撃ち合いになる。手を出すがクリーンヒットは生まれない。逆に被弾した。
しかしここでは引けない。さらに手を出すがお互い決め手がなく、試合は進んだ。
一旦離れた後、川村選手が蹴りからバランスを崩して倒れた。押さえ込んだ後、逃げたところに追い打ちをかけた。
この右のパンチがヒットしてダウン。その一発が決めてになり、勝利を手にした。
TEAM TACKLER時代からの仲間と抱擁した瞬間、涙が溢れた。自分の勝利を皆んなと喜び合うことができて最高だった。本当に応援してくれる方を始め、感謝の気持ちでいっぱいだった。
試合後のマイクでは、ベルトの返上とUFC挑戦を表明した。
試合前からウェルター(77kg)級に変更することを決めていたのでベルト返上した。UFCのオファーはこの時はまだ全くなくどうなるか分からなかったが、目標を宣言することにした。
試合があったのが6月29日。
そのあと色々詰まった長い夏が始まる。
『次回、何が起こるかわからない』
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