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【vol.28 何がなんでも】

【8月に格闘技ジム作ります】

トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。


2018年6月。
UFC4戦目の舞台はシンガポール。
海外での試合は久しぶりだ。まだ海外での試合では勝ち星を挙げていなかったので何がなんでも勝ちたかった。

UFCでの試合までの進行も慣れてきた。
試合の1週間前に現地入りして、ひといきつく。試合の5日前から、ポスターへのサイン書き、写真撮影、計量などをこなす。
これらをやっているうちにいよいよだな。という気持ちになってくる。

試合に向けた厳しい練習を日本で終え、試合までの一週間は戦いに向けて気持ちが高ぶったり、コーヒーを飲んでリラックスしたりと独特の時間が流れる。自分自身を作り上げて来たからこそ迎える、この試合前の時間が結構好きだ。

時間はあっという間に流れ、試合を迎えた。
今回の相手は強かった。いつも通りアグレッシブに前に出て戦ったがはじき返された。結果は1ラウンドチョークスリーパーで一本負け。何がなんでも勝ちたかった試合だったが完敗だった。この負けによって私のUFCの戦いが終わった。

MMAを始めた理由は世界チャンピオンになることだったから、UFCの契約が終わったということは目標からだいぶ遠ざかるということを意味していた。日本に帰ってきてから、今後どうしていくか悩んでいた。

そんな悶々とした気持ちを解消してくれるのはMMAの練習だった。練習して身体を動かしてる時は頭から余計なことが消え去る。MMAの練習が楽しかった。

さて次はどうしようか。そんなことを考えている時、岡見選手にセコンドを頼まれた。場所はオーストラリア。
なんか懐かしいところだな。と思いつつ、サポートに行くことにした。

『次回、私のアナザースカイ』


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https://readyfor.jp/projects/tri-h-studio-narimasu

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