紅衛兵・禿の発生メカニズム仮説

私は第一次安倍政権の頃から、安倍氏の不可思議な動員力の源泉がわからなくて、不気味でした。当時からネットでは妙に安倍氏を持ち上げる輩がたくさん現れて、他の自民党政治家とは異質な動員力を示していました。しかも安倍氏を神格化するような持ち上げ方で、気色悪く感じていました。

第二次安倍政権では、ツイッターにウジャウジャとシンパが現れ、これまた麻生氏や福田氏など、他の自民党政治家には見られない、完全無欠の神にも値するような持ち上げ方をする輩が大量に現れ、少しでも安倍氏に否定的なニュアンスを出すと一斉に攻撃するという、妙な動員力を示しました。

安倍氏に少しでも批判的否定的な発言をするものが現れたら集団で叩きに叩く。そして面倒くさくなって黙るように仕向けていました。その執念深い攻撃性、アカウントをたくさん作って多数から攻撃をされているように見せかけるだけの面倒を厭わない奇妙な精力、それらすべてが不気味でした。

私はその行動パターンから、文化大革命で、毛沢東に批判的な人間を吊し上げに回った運動になぞらえて「紅衛兵」と呼んだり、平家の悪口を言うものがいたら密告し、陥れたと言われる「禿(かむろ)」と呼んだりしていました。

彼ら「紅衛兵」や「禿」の執念深さは、お金をもらって雇われているだけにしては執念深く、企業献金では説明しにくいものでした。また、日本会議のような、定年退職後のおじいさんが多い団体が裏にあるとは考えにくく、安倍氏が「紅衛兵」や「禿」たちを、(恐らく指示なしに)動員できるメカニズムが不明で、不気味に思っていました。

今回、旧統一教会との関係が暴かれたことで、ようやく「紅衛兵」や「禿」の動員力を説明可能な勢力に思い当たることができました。彼ら「紅衛兵」や「禿」たちは、旧統一教会から、勝手連的に安倍氏をサボートするように言われていた、と考えると、非常に理解しやすいです。

ここからは私の考える「補助線」ですが。
安倍氏は旧統一教会にお祝いのメッセージを時折送るだけで、「紅衛兵」や「禿」達が勝手に政敵・論敵と見られる人間をネットでこき下ろし、「安倍氏に楯突くとろくなことが起きない」と思わせる空気作りをしてくれる。しかも指示なしで、勝手に。

旧統一教会は、安倍氏や自民党議員の面々が次々にお祝いメッセージを送ってくれることをうまく活用し、信者に旧統一教会の偉大さを感じさせ、その力を誇示し、信者の献金が日本を変えるのだということの信憑性を感じさせることで、さらなる献金を促す効果を期待できる。

かつ、信者は幹部の方針に忠実であれば日本を影でうごかせると実感させ、一部は「紅衛兵」や「禿」として熱心に活動していたのではないか、と「補助線」を引くと、金だけでは難しい、しかし政治的共感だけでも難しい、あの「紅衛兵」「禿」の執念深さが理解可能になる、と考えています。

ですのでもし、「紅衛兵」や「禿」として活動したことがある元信者の証言なんかか捕まれば、以上の私の引いた「補助線」がかなり信憑性を高くすることになりますが、どなたか、週刊誌あたり、そのへんの聞き込みをしてくれたら、新たな事実が浮かび上がるかも。

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