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『若者』という言葉は若者には伝わらない

新型コロナウィルスの感染拡大が止まらず、半数以上が20〜30代の若者世代だと毎日ニュースでやっていますね。

今日は「若者」という言葉の使われ方について書きます。

新型コロナウィルスに関するニュースの中でメディアは「若者」という言葉を使って行動自粛を呼びかけようとしているようですが、「若者」と言っている時点でメディアはすでにオッサン化している気がします。

若者という言葉では若者には伝わらない、と思います。

自分が10代や20代だった頃を考えみて、考えや呼び名を押し付けられてきたことを考えれば、今のその世代の気持ちや反応も分かるのではないでしょうか?

1.10代からは20〜30代でさえオジさんだ。50や60代ならおじいちゃんだろう。
2.若者は自分たちを自分がその分類の若者だと思っているとは限らない。また、都合のいい時だけ一括りにされる事を拒絶するだろう。
3.すでに若者といういい方が、世代分断して、それ以上の世代からの上から目線の言説と感じているのではないか。

若者という言葉では若者には伝わらない。

ニュースやワイドショーの中で解説者やコメンテーターは「若者」という言葉を使って行動自粛を呼びかけようとしているが、「若者」と言っている時点でメディアはすでにオッサン化している。

本当に真剣にそうした世代に協力を願うのであれば、もっと慎重で丁寧に理解を得られるように進めて行くべきだろう。いくら切羽詰まっているとはいえ、自分世代の都合ばかり押しつけても反発が増えるだけであろう。まずは自分たちに近いその世代で共感を得てもらえやすい層や属性、職業などから理解して協力や知恵を求めるところからはじめることでしょう。

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